バリ島といえばビーチリゾートのイメージが強いですが、実はゴルフ愛好家にもたまらない楽園です。南国ならではの絶景と心地よい風を感じながらプレーできるコースが点在し、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
観光の合間に爽快なスイングを楽しむのもおすすめです。バリ島ならではのゴルフ体験を、ぜひあなたも味わってみませんか。
バリ島のゴルフ事情

バリ島には本格的な設備を備えたゴルフ場が複数あり、リゾート地ならではの開放感に包まれてプレーが楽しめます。高級リゾートエリアのヌサドゥアやウルワツ近郊をはじめ、緑豊かな山間部のウブド周辺にもコースが点在しています。
ゴルフは早朝からプレーするのが一般的で、気温が上がる前の時間帯が快適です。観光とゴルフを両立できるのが、バリ島ならではの魅力です。

日本とバリ島のゴルフ場の違い
日本のゴルフ場は四季折々の風景が魅力で、整備の行き届いたコースが多く、接客やサービスも丁寧です。一方、バリ島のゴルフ場は南国の自然をそのまま活かした設計が特徴で、海沿いや火山地帯に広がるドラマチックな景観の中でプレーできます。
特にバリ・ナショナル・ゴルフクラブなどでは、18ホールすべてが異なる趣を持ち、視覚的にも楽しめる工夫がされています。また、料金体系も異なり、日本では平均で1ラウンド1万〜2万円が相場ですが、バリ島ではキャディー代込みで約7,000〜10,000円程度と、比較的リーズナブル。さらに、予約の取りやすさや混雑の少なさも、旅行中のプレーに向いている大きなポイントです。

バリ島ゴルフの魅力

バリ島のゴルフは、単なるスポーツとしてだけでなく、非日常を感じられる贅沢な体験としても人気です。波音が聞こえるコース、ジャングルの中に広がるフェアウェイ、火山を望むホールなど、他では味わえないロケーションが魅力です。
バリ島の温暖な気候と、ホスピタリティに富んだサービスが加われば、忘れられないゴルフ体験になること間違いありません。
シーサイドコース
バリ島を代表するシーサイドコースといえば、「ニュクンバン・ベイ・ゴルフ&カントリークラブ」などが挙げられます。インド洋の水平線を一望できる絶景の中でのショットは、まさに格別。とくにサンセットタイムにプレーすれば、オレンジ色に染まる海と空のグラデーションがプレーヤーの心を癒してくれます。
風の読み方が難しいシーサイド特有の戦略性も魅力で、プレーそのものに奥深さを加えてくれます。コース設計はプロゴルファーも手がけており、挑戦しがいのあるホールが揃っています。
ゴルフリゾート
バリ島にはゴルフと宿泊が一体になったラグジュアリーなゴルフリゾートも多数存在します。たとえば「バリ・ナショナル・ゴルフリゾート」は、5つ星ホテルと隣接しており、ラウンド後はスパやインフィニティプールでリラックスできます。施設内にはレストランやバーもあり、グルメも楽しめるのが魅力です。
また、家族連れにも配慮されたサービスが整っており、ゴルフをしない同行者も快適に過ごせるのがポイント。全体的にラウンドの間隔がゆったりとしており、時間に追われず、心からゴルフを満喫できる環境が整っています。
バリ島ゴルフ場の選び方

バリ島でゴルフを楽しむには、コースの難易度、アクセスの良さ、料金のバランスを考えるのがポイントです。リゾート滞在中に気軽にラウンドしたいのか、それとも本格的に挑戦したいのかで選び方も変わってきます。
また、景観や施設の充実度も重要な比較要素。自分のスタイルに合ったゴルフ場を選ぶことで、より満足度の高いゴルフ体験が叶います。
コース状況と難易度
ゴルフ場によって、設計のコンセプトや難易度には大きな差があります。たとえば、戦略性の高い起伏あるコースを好むなら、ニュークタゴルフやハンダラゴルフがおすすめです。一方で、短時間でカジュアルに楽しみたいなら、パー3のみのブキットパンダワゴルフや9ホール構成のバリビーチゴルフがぴったり。
コースコンディションも重要で、整備の行き届いたグリーンやフェアウェイは快適なプレーに直結します。また、キャディーの質やクラブハウスの清潔さ、練習施設の有無も確認しておくと安心です。プレースタイルや技量に合わせて、無理のないコース選びを心がけましょう。
アクセス
滞在中のエリアからゴルフ場へのアクセスは、ゴルフの満足度に直結します。リゾートエリアに宿泊しているなら、車で15〜30分以内に行けるバリナショナルゴルフやブキットパンダワゴルフが便利です。反対に、高原地帯にあるハンダラゴルフは移動に2時間近くかかるため、日帰りよりも1泊2日での滞在が理想です。
また、各ゴルフ場では送迎付きのプレーパッケージを用意している場合も多く、交通手段がない旅行者には嬉しいサービス。ラウンド前後のスケジュールも考慮しながら、無理のない移動距離で選ぶと快適です。
料金
バリ島のゴルフ料金は、日本に比べて割安とはいえ、場所や内容によって大きく差があります。たとえば、高級ゴルフ場のバリナショナルでは18ホールで約1,800,000ルピア(約17,000円)ですが、バリビーチゴルフのようなカジュアルな9ホールコースでは約700,000ルピア(約6,500円)とお手頃です。
プレー料金にはキャディー代やカート代が含まれていることが多いですが、チップは別途必要な場合があります。オンライン予約で割引が適用されることもあるので、事前のチェックがおすすめ。また、平日と週末で価格が異なるため、滞在スケジュールと料金を照らし合わせながら検討しましょう。
バリ島ゴルフのベストシーズン
バリ島でゴルフを楽しむなら、乾季の4月〜10月がベストシーズンです。この時期は天気が安定しており、雨の心配が少なく、爽やかな風とカラッとした気候の中でプレーを楽しめます。気温は日中でも30度前後と過ごしやすく、湿度も控えめなため、体力的にも快適です。
特にバリ島のゴルフ場は、美しい海を望むコースや緑に囲まれた山岳コースなどロケーションに恵まれており、晴天のもとでは絶景を満喫しながらのプレーが魅力です。雨季(11月〜3月)は突然のスコールがあるため、乾季の訪問がより安心でおすすめです。

バリ島のおすすめゴルフ場

バリ島には個性豊かなゴルフ場が揃っており、それぞれに異なる魅力があります。海を望む絶景コースから、山間の静かな環境に包まれた高原コースまで、プレーヤーの好みに応じて選べるのが嬉しいところ。ここでは、日本人旅行者にも人気の6つのゴルフ場をご紹介します。
バリナショナルゴルフ
バリ島随一の高級ゴルフ場で、世界のVIPも訪れる名門コースです。各ホールが緻密に設計されており、池やバンカーの配置も巧みで飽きることがありません。
手入れの行き届いたグリーン、優れたキャディーサービス、ラグジュアリーなクラブハウスが揃い、満足度は非常に高めです。料金は18ホールで約1,800,000ルピア(約17,000円)。質の高いゴルフ体験を求める方におすすめです。
- 施設名:Bali National Golf Club
- 住所:Kawasan Wisata Nusa Dua Lot S-5, Nusa Dua, Bali
- 営業時間:6:30~19:00
- 電話番号:+62 361 771791
- 公式HP:https://www.balinational.com
ニュークタゴルフ
断崖と海を望むシーサイドコースで、ダイナミックな景観とアップダウンのある地形が特徴です。特に15番ホールは「バリのペブルビーチ」とも称され、絶景の中でティーショットが楽しめます。
戦略性が高く、中・上級者にも人気のコース。料金は平日で約1,400,000ルピア(約13,000円)で、海風を感じながらリゾートゴルフが堪能できます。
- 施設名:New Kuta Golf
- 住所:Jl. Raya Uluwatu, Kawasan Pecatu Indah Resort, Bali
- 営業時間:6:00~18:00
- 電話番号:+62 361 8481333
- 公式HP:https://www.newkutagolf.co.id
ブキットパンダワゴルフ
18ホールすべてがパー3のショートコースながら、クオリティは本格派。わずか2時間ほどでラウンド可能で、時間がない方や旅行の合間にプレーしたい方におすすめです。
断崖上のコースからは、バリの南海岸を一望でき、サンセットタイムでは絶景が広がります。料金は約950,000ルピア(約8,500円)で、景観と手軽さの両立が魅力です。
- 施設名:Bukit Pandawa Golf & Country Club
- 住所:Jl. Gunung Payung, Kutuh, Badung, Bali
- 営業時間:7:00~18:00
- 電話番号:+62 361 771791
- 公式HP:https://www.bukitpandawagolf.com
バリハンダラゴルフ
標高約1,100メートルの涼しい高原に広がる名門コースで、バリ島の別世界が味わえる場所です。湖と山に囲まれた自然の中でのプレーは静かで落ち着いた雰囲気。
フェアウェイも広めで、自然の起伏を活かした戦略的なホールが多く、ゴルフの醍醐味が詰まっています。料金は約1,200,000ルピア(約11,000円)で、リラックス重視のゴルファーにおすすめです。
- 施設名:Handara Golf & Resort Bali
- 住所:Desa Pancasari, Sukasada, Buleleng Regency, Bali
- 営業時間:6:00~17:00
- 電話番号:+62 362 3422646
- 公式HP:https://www.handaragolfresort.com
バリ島ゴルフで気になること
バリ島でゴルフをする際、日本との違いや事前に知っておきたいポイントはいくつかあります。特にレンタルクラブやキャディ、チップの文化、プレースタイルの違いなど、戸惑いやすい部分もあるため、あらかじめ把握しておくと安心です。
南国リゾートならではの気軽さを楽しみつつ、マナーやローカルルールを守って快適にプレーしましょう。
レンタルクラブ
旅行中はゴルフクラブを持参するのが難しいという方も多いですが、バリ島のほとんどのゴルフ場ではレンタルクラブが充実しています。ブランドもテーラーメイドやキャロウェイ、PINGなどの最新モデルが揃っており、右利き用・左利き用の両方が用意されている場合がほとんどです。
レンタル料金は1セットあたり約400,000〜700,000ルピア(約3,500〜6,500円)ほど。クラブの状態は良好ですが、人気の時間帯は在庫が限られることもあるので、事前予約がおすすめです。グローブやシューズのレンタルも可能な施設が多く、手ぶらでもプレーできます。
キャディ
バリ島のゴルフ場では、ほとんどのコースで専属キャディが1人つき、プレーヤーをサポートしてくれます。キャディは基本的に女性が多く、明るく親切な対応が特徴です。クラブの受け渡しやグリーンの読み、ボール探しまで丁寧に手伝ってくれるので、初めてのコースでも安心してラウンドできます。
日本とは異なり、1人に1人のキャディがつくことが多く、フレンドリーな会話も楽しみのひとつ。英語が通じるキャディが多いですが、日本語を少し話せるスタッフもいます。コミュニケーションを楽しみながら、リゾートらしいゆったりとしたプレーが体験できます。
チップ
バリ島ではキャディやスタッフへのチップが一般的な習慣です。プレー料金にキャディーフィーが含まれている場合でも、別途チップを渡すのがマナーとされています。金額の目安は、1ラウンドあたり50,000〜100,000ルピア(約450〜900円)程度。
サービスが特に良かった場合や、複数人でラウンドする場合は少し多めに渡しても良いでしょう。渡すタイミングはラウンド終了後に直接手渡しするのが一般的です。スタッフとの気持ちの良い関係づくりのためにも、チップ文化を理解しておくと安心です。
プレースタイル
バリ島では、ゆったりとした時間の中でゴルフを楽しむスタイルが主流です。日本のように分単位で時間管理を厳密に行うことは少なく、多少の待ち時間や進行の遅れがあってもあまり気にされません。また、1人でのプレーも比較的受け入れられており、現地で他のプレーヤーと組まれる「相乗りラウンド」になることもあります。
プレースタイルは基本的に18ホールが主流ですが、9ホールのコースやパー3コースもあり、スケジュールに応じて柔軟に選べます。スローな進行を前提に、リゾートゴルフとして気軽に楽しむ姿勢が大切です。
服装
バリ島のゴルフ場でも、基本的なドレスコードは守られています。襟付きのポロシャツ、ゴルフ用パンツまたはスカート、帽子などが一般的な服装です。Tシャツやジーンズ、サンダルでのプレーはNGとされています。南国の強い日差しを考慮して、日焼け対策として長袖のラッシュガードやアームカバーを着用する人も多く見られます。
また、スパイクレスシューズの着用が推奨されており、レンタルも可能な場合があります。雨季には突然の雨に備えてレインウェアを持参すると安心です。ゴルフ場によって細かい規定が異なる場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
2サム
バリ島では、2人だけでプレーする2サムが比較的柔軟に対応されています。多くのゴルフ場では追加料金なし、または少額の追加で2サムでプレーできます。特に観光客の多いゴルフ場では、カップルや友人同士での利用が多く、静かにプレーを楽しみたい人にも好まれています。
ただし、混雑時はほかのプレーヤーとの相乗りになることもあるため、2サム希望の場合は事前に予約時に伝えておくのがおすすめです。ゆったりと景色を楽しみながらマイペースにラウンドできるのも、バリ島ゴルフならではの魅力のひとつです。
食事
ゴルフ場内のレストランでは、インドネシア料理から洋食、日本人向けメニューまで幅広く提供されています。ラウンド後にはナシゴレンやミーゴレンなどのローカルフードを楽しむのも旅の醍醐味。
コースによっては、クラブハウスのレストランが高級感あふれる空間となっており、景色を眺めながらゆったりとした食事が楽しめます。価格は1食あたり100,000〜200,000ルピア(約900〜1,800円)ほど。アルコールやドリンクの種類も豊富で、プレー後のリラックスタイムにぴったりです。

シャワー
ほとんどのゴルフ場には清潔なシャワー施設が完備されています。プレー後に汗を流してから移動できるのは非常に便利で、観光前後のスケジュールにも組み込みやすくなっています。施設によってはタオルやアメニティも用意されており、スパ並みに整った設備があるところも。
バリナショナルやハンダラなどの高級ゴルフ場では、シャワールームが広く快適で、マッサージサービスを併設しているところもあります。シャワー利用は無料のところが多いですが、混雑時は順番待ちが発生することもあるため、時間には少し余裕を持って行動すると安心です。

バリ島ゴルフの注意点
バリ島でゴルフを楽しむ際は、事前にいくつかの注意点を知っておくと安心です。特にゴルフ場までの移動手段や、プレー以外に発生する費用については、日本と異なる部分も多いため、計画段階で確認しておくのがポイントです。
快適にゴルフ旅行を楽しむためにも、予想外の出費やトラブルを避けるための準備を忘れないようにしましょう。

アクセス
バリ島では公共交通機関が発達していないため、ゴルフ場へのアクセスは主に車移動となります。タクシーや配車アプリ(GojekやGrab)を利用するのが一般的ですが、距離や混雑状況によっては時間がかかることもあります。
たとえば、ヌサドゥアからハンダラゴルフまで行く場合は約2時間かかることもあり、朝早く出発する必要があります。また、人気のゴルフ場ではプレー料金に送迎が含まれたパッケージも用意されているので、事前に確認しておくと便利です。渋滞や悪天候による遅延も想定し、時間には余裕を持って移動するのが安全です。


プレー以外の費用
バリ島のゴルフ場では、プレー料金のほかにも様々な費用が発生します。たとえば、レンタルクラブ(約400,000〜700,000ルピア)、レンタルシューズ、カート代、キャディーフィー、さらにはキャディへのチップ(50,000〜100,000ルピア)などが挙げられます。
また、施設内のレストランでの食事やドリンクも別料金となっており、1食あたり100,000〜200,000ルピア程度が相場です。シャワーやロッカーの利用は無料のところが多いですが、一部有料サービスもあります。全体として、想定よりも出費がかさむことがあるため、事前にトータル費用を見積もっておくと安心です。
まとめ
バリ島のゴルフは、南国の絶景とリゾートの贅沢さが融合した、他にはない特別な体験です。初心者でも楽しめる気軽なコースから、上級者向けの本格コースまで選択肢が豊富で、旅行の目的やスケジュールに合わせて自由に楽しめます。
美しい自然、美味しい食事、そして心温まるホスピタリティが、あなたのゴルフ時間をより豊かに彩ってくれるはず。次のバリ旅行では、ぜひクラブを手に取って、南国ゴルフの魅力を体感してみてください。