ウブド市場はバリ島観光の定番スポットです。バリ島の心臓部で鮮やかな光を放つ宝石のようといってもよいでしょう。バリ島と言えば、美しいビーチや豊かな自然が思い浮かぶかもしれません。
でもこのウブド市場には、バリの文化と芸術の魅力があふれています。ウブド市場にはバリ島の伝統的工芸品、食べ物、衣類など、ありとあらゆるものが取り扱われており、旅行者にとってはまさに探検の舞台。
そんなウブド市場への行き方やその魅力、上手に買い物するコツなど、楽しみ方を一気に紹介します。
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ウブド市場とは
ウブド市場は、バリ島の文化の中心部、ウブドに位置する活気に満ちた市場です。朝早くからバリの人々が食材を求めて訪れる、「バリ島の台所」でもあります。
遅めの午後ともなると、観光客が織物やジュエリー、木彫りやバティックなどの手工芸品を探し求めてやってきます。ウブド市場はバリの伝統と現代の要素が混ざり合った魅力的な場所で、そのエネルギーとカラフルな雰囲気は訪れる者を魅了してやみません。
交渉制
ただ、ウブド市場の土産物ショップはほとんどが交渉制です。定価はありませんので、値段交渉して買い物しましょう。最初は高い金額をふっかけてくるので、必ず値切ってくださいね。
慣れてくると値段交渉も楽しいものですよ。
ウブド市場の魅力
毎日多くの観光客が訪れるウブド市場には、独特の雰囲気と魅力があります。
多彩な手工芸品が豊富
ウブド市場の魅力の一つは、その多彩な手工芸品の品揃えです。バリ伝統のバティック(ろうけつ染め)やイカットと呼ばれる手織りの織物、手作りのジュエリー、細密な木彫り製品など、ここでしか見ることのできないアイテムが並びます。
各売り手が一つ一つ手作りで丁寧に作り上げた商品は、それぞれが芸術作品のよう。バリの伝統文化を感じさせるデザインは、自分へのお土産はもちろん、大切な人へのギフトにも最適です。
現地民の生活を垣間見れる
早朝からはじまる朝市は、バリの人々で賑わいます。新鮮な果物や野菜、珍しいスパイスなど、バリの土地が育む豊富な食材を見つけることができます。
ウブド市場は、バリの人々が普段何を食べ、どのような食材を使って料理を作るのかを垣間見ることができる、貴重なスポットでもあるのです。また、独特の香りや色彩は、バリの生活感を存分に感じさせてくれます。
ウブド市場では商品の価格交渉が一般的
これはバリ文化の一部であり、価格交渉を通じて売り手とのコミュニケーションを楽しむことができます。初めての人でも気軽に挑戦できるので、バリ人との交流を体験してみてください。
ただし、敬意を持って交渉することが大切です。 笑顔を絶やさず、フレンドリーな態度で行うよう、心がけてみてくださいね。
ウブド市場のベストシーズン
ウブド市場は一年中訪れることができますが、あえていうならベストシーズンは、バリの乾季である4月から10月です。この時期は天候が安定し、市場を訪れるのに最適な気候となります。特に6月から8月にかけては観光シーズンのピークで、様々な商品が並べられます。
バリの人々や世界各地からの旅行者で最も賑わうタイミングです。だからといって、雨季は観光に向かないかというと、そんなこともありません。雨季でもウブド市場の魅力は健在です。むしろ、観光客が少ない分、バリの人々の生活により深く触れることができるかもしれません。 どの季節に訪れても、ウブド市場はバリの生活と文化を感じさせてくれる場所です。
ウブド市場でおすすめのお土産アイテム
ウブド市場はバリ島の魅力が詰まった宝庫。伝統工芸品から実用的なアイテムまで、選ぶ楽しさが広がります。お土産には、現地の文化を感じられるユニークな品々が揃い、手作りの温かみが魅力です。
かごバッグ
バリらしさ溢れるかごバッグは、ウブド市場の定番土産。天然素材を使い、手作業で編まれたバッグは軽くて丈夫。デザインはシンプルなものから花柄やビーズ装飾の華やかなものまで多彩です。
価格は小ぶりなものが約100,000ルピア(約1,000円)から、凝ったデザインのものは500,000ルピア(約5,000円)程度。市場では値段交渉も楽しみのひとつです。
バティックやサロン(腰巻き)
鮮やかな色彩と複雑な模様が特徴のバティックやサロンは、インドネシアの伝統的な布製品。軽くて持ち運びがしやすく、日常使いにも便利。用途は多様で、テーブルクロスやスカーフ、ビーチでの敷物としても活用可能。
価格は柄や生地の質によりますが、150,000ルピア(約1,500円)から手に入ります。鮮やかな色合いがバリ島の自然を感じさせます。
サマードレス、ヨガパンツなどの衣服
ウブド市場ではリゾート地ならではのファッションアイテムも充実。軽くて涼しいサマードレスやカラフルなヨガパンツは観光客に大人気です。特に手染めのタイダイ柄や自然素材を使ったものは人気が高いです。
ドレスは200,000ルピア(約2,000円)程度、ヨガパンツは100,000ルピア(約1,000円)から。旅の思い出にぜひ。
アクセサリー
手作りのアクセサリーは、細やかな職人技が光る逸品ばかり。シルバーアクセサリーや貝殻を使ったネックレス、ピアスなどが人気。
デザインはシンプルなものから一風変わったものまで多岐にわたり、価格は約50,000ルピア(約500円)から購入可能。プレゼントにも最適です。
かご・バスケット
多目的に使えるかごやバスケットもおすすめ。手作りのバンブー製やラタン製で、丈夫で長持ち。ピクニックや収納、インテリアとしても活躍します。
サイズやデザインによって価格は異なりますが、小型のものは約100,000ルピア(約1,000円)から。ナチュラルな雰囲気が日本の家にも馴染みます。
食器類
バリの伝統が感じられる木製の器やカトラリー、陶器製の食器類もウブド市場で注目のアイテム。手彫りの模様が施された商品は美しいだけでなく実用的。
価格はスプーンが約30,000ルピア(約300円)、ボウルは約150,000ルピア(約1,500円)ほど。食卓にバリ島の風を運んでみてはいかがでしょう。
置物
バリの伝統や宗教的要素を反映した木彫りの置物は、工芸品の代表格。ガネーシャやバリ舞踊のモチーフなどが人気。小さな置物は約200,000ルピア(約2,000円)、大きな彫刻は1,000,000ルピア(約10,000円)以上することも。自宅のインテリアにぴったりです。
貝細工の雑貨
南国の海を思わせる貝細工の雑貨は、異国な雰囲気を演出します。鏡やフォトフレーム、キャンドルホルダーなどが特に人気。価格は小さなアイテムで約50,000ルピア(約500円)から購入可能。軽くて壊れにくいのもポイントです。
手工芸品
ウブド市場には、職人が手掛けたアートや工芸品も豊富。竹や木材、布などの自然素材を活かした作品が魅力的です。壁掛けアートや小物入れなどが人気で、価格は約300,000ルピア(約3,000円)から。独自性のあるデザインが観光客に好まれています。
ウブド市場で上手に買い物するコツ
ウブド市場での買い物の楽しさの一つが値段交渉です。基本的に定価は決まっておらず、買い物する際には常に値段を交渉で決めます。
日本人に対してはかなりふっかけてくる店員もいるので、しっかり値引き交渉して適正価格で買い物したいものです。ここでは、ウブド市場でぼったくられないための価格交渉のコツについて紹介します。
相場価格を調べておく
まず事前の準備として、買いたい商品の相場をあらかじめ調査しておくことです。スーパーに売られているものであれば、バリのスーパーマーケットで値段を確認できます。
スーパーマーケットや宿泊施設付近に類似商品を扱っているお店がない場合は、宿泊しているホテルなどのスタッフに尋ねてみるとよいでしょう。
複数のお店をあたる
ウブド市場の中でも、似たような商品が複数のお店で販売されていることは多いです。買い物をするときは最初に入った店で決めてしまうのではなく、複数のお店を回って値段を比較してみてください。
狙う金額より低い金額から交渉開始する
欲しいものを見つけたら値段を尋ねましょう。間違いなく相場より高い値段をいってくるので、最初の言い値は無視してしまってもかまいません。
自分が買いたいと思っている価格よりも、安い値段から交渉をはじめます。通常、お互いに希望する値段を言い合って、その間にある金額で妥協するわけです。だから、「この値段なら買いたい」と思っている値段よりも高い金額からはじめると、欲しい金額では買えません。
店を出るふりをするときの価格が最安値
同じようなアイテムを扱っているお店はたくさんあるので、複数のお店をあたるほうがいいといいました。ある程度値段交渉しても希望の金額まで下がらないようなら、そのお店をいったん出るふりをしてみてください。
「うーん、じゃあちょっと他のお店を見てから、後で戻ってくるね」みたいなことをいって店を出ようとしたら、後ろからさらに値引きした金額で呼び止められることがあります。
それがそのお店の「最終価格」である場合が多いので、聞き逃さないようにしてくださいね。最後の言い値が良ければ、足を止めてそこで買い物すればいいですし、それでもまだ高いと感じる場合はそのまま他のお店で交渉してみましょう。
まとめて買うと値切りやすい
ウブド市場で買い物する際には、複数のアイテムをまとめ買いする方が安くしてもらいやすいです。そのため、同じようなアイテムをいくつか買う予定なら同じ店で購入するのがおすすめです。
「◯個買うからXXXルピアにして」と交渉してみましょう。
値段交渉に慣れていない方にも使いやすいテクニックですので、挑戦してみてください。
やり過ぎは禁物
相手は必ずふっかけてきますので、少々荒わざ的に値段交渉するのもアリです。ただし、あまりに値切り過ぎて相手を不愉快にさせてしまっても後味が悪いですよね。
とはいうものの、相手の反応も演技であることも多く、判断が難しいところでもあります。 あまり安物買いにこだわり過ぎず、一種のエンターテインメントとして交渉体験を楽しむのもよいと思います。
デンパサールからウブド市場への行き方
デンパサールからウブド市場へ行く方法はいくつかあります。最も一般的な交通手段はタクシーやカーチャーターで、所要時間は交通状況にもよりますが、およそ1時間半です。また、公共バスを利用する方法もありますが、途中で乗り換えが必要となり、時間がかかることが多いです。
GrabやGojekなどの配車アプリを使えば、値段交渉や行き先の説明などをしなくてすむため、流しのタクシーを拾うよりもストレスなしでウブド市場まで行くことができるでしょう。
また通常のメータータクシーを使うよりも安くなることがあります。ウブド市場は街の中心のランドマーク「ウブド王宮」の目の前にあります。そのため、ウブド市内に滞在している方であれば徒歩で行くことが可能です。
南部エリアからウブドへ行くには
南部エリア(クタ、スミニャック、ヌサドゥア、サヌールなど)に滞在の場合は、タクシーや配車アプリでウブドに向かうことができますが、問題は帰りです。
ウブドエリアはブルーバードタクシー(メーター制)や配車アプリの車は営業を禁止されているため、ホテルへ戻る方法が個人タクシーしかありません。値段は交渉となりますし、ふっかけてくる運転手もいます。
おすすめはカーチャーター
ウブド市場への行き方で最もおすすめなのが、カーチャーターです。1日車をチャーターし、ウブド内の観光地を効率よく回ってもらうことができます。
行きたい場所を自分たち選んでプランを建てられますし、ウブド市場での所要時間も自由に設定できます。あるいは各旅行会社で行っているウブド観光ツアーに参加することも可能です。宿泊エリアや旅行期間にあわせて検討してみてください。
ウブド市場観光の注意点
ウブド市場を訪れる際には、以下のことを忘れないようにしましょう:
できれば早起きして出かけたい
早朝は人が少なく、バリの習慣を観察できる絶好のチャンスです。朝市は午前5時頃から開催されますが、朝10時頃にはほとんど終了してしまいます。そのため、活気のある朝市を見学したい場合は、早起きして出かけましょう。
観光客相手のお店は遅めの時間でも営業しているため、昼過ぎでも十分賑わっています。ただ、ウブド市場の朝市は、ローカルなバリ島の雰囲気を感じられる希少な場所ですので、ぜひ訪れてみてほしいです。
買い物は値段交渉が必須
ウブド市場での買い物は定価が設定されていないので、値切り交渉が必須です。値切り交渉はウブドでは一般的な習慣ですが慣れていない人は戸惑ってしまうかもしれません。あまりかまえすぎず、楽しみながら交渉するのがコツです。
現金決済のみ
市場では基本的に現金が主流で、クレジットカードが使える場所は少ないため、事前に現金を準備しておくと安心です。両替に関しては「バリ島の通貨とお得に両替する方法を解説!どこで両替したらいいの?」にて紹介しています。
予算としては、ちょっとしたお土産なら100,000~200,000ルピア(約1,000~2,000円)、高品質の工芸品や特別な記念品を購入する場合は500,000~1,000,000ルピア(約5,000~10,000円)程度を目安にしましょう。
時間は余裕をもって
ウブド市場には何百もの屋台があり、さまざまな商品が販売されています。特に午前中は新鮮な果物や食材を探す地元民と観光客で混雑します。手作りの工芸品やお土産を購入するなら、比較的空いている早朝が狙い目です。
一方、午後には観光客が増え、価格交渉に時間がかかることもあるため、余裕をもって訪れるのがおすすめです。また、日差しの強い時間帯には市場内が蒸し暑くなるため、涼しい午前中の訪問が快適です。予定に余裕を持たせ、のんびりと市場の雰囲気を楽しみましょう。
荷物管理は慎重に
市場内は活気に満ちた環境で、多くの店舗や観光客がひしめき合っています。そのため、スリなどのトラブルを防ぐために、貴重品の管理には細心の注意を払いましょう。「バリ島の治安と注意すること」にて詳しく紹介しています。
リュックやバッグは必ず前に抱え、財布やスマートフォンは外から見えないように収納することをおすすめします。特に、混雑時や交渉中は注意力が散漫になりやすいので、荷物の確認を怠らないようにしましょう。
トイレは有料
ウブド市場内には観光客用のトイレがいくつか設置されていますが、利用には通常5,000~10,000ルピア(約50~100円程度)の使用料が必要です。小銭を持ち歩くとスムーズに利用できるのでおすすめです。
トイレは清掃されてはいるものの、利用頻度が高いため、早い時間帯に使うと快適です。また、手洗い場が簡素な場合もあるため、携帯用のハンドサニタイザーやウェットティッシュを準備しておくと安心です。長時間の滞在時には、場所や料金を事前に確認しておくと良いでしょう。
ウブド市場での体験
ウブド市場は、バリの風景、音、匂いに満ちた感覚的な体験ができる場所です。
手作り品から新鮮な食材まで、さまざまな商品が並び、フレンドリーなバリの人たちとの交流も楽しめます。また、バリの文化に触れ、交渉の練習をするのにも最適な場所です。ウブド市場は、バリ島のローカルライフを垣間見ることができる、魅力的な場所です。
ウブド市場とあわせて訪れたい周辺スポット
ウブドはバリ島観光には欠かせないエリアで、ウブド市場以外にも観光名所が点在しています。ウブド市場を訪れた後は、周辺にあるいくつかの観光スポットをあわせて訪れるのが効率的です。
より詳しい観光スポットは「ウブドのおすすめ観光スポット10選!モデルコースや文化、自然の魅力も解説」でチェックできます。
ウブド王宮
市場のすぐ向かいに位置するウブド王宮は、バリ島の伝統文化と歴史を体感できる観光スポットです。14世紀に建てられたこの王宮は、美しいバリ建築と彫刻が特徴。
現在も王家が居住しており、訪問者は庭園や建物の一部を見学可能です。夕方にはバリ舞踊が上演され、観光客に人気。入場料は無料、舞踊の鑑賞は100,000ルピア(約1,000円)程度です。
モンキー・フォレスト
モンキーフォレストは、ウブド中心部に位置する自然豊かな保護区で、猿の生息地として有名です。広大な敷地には神聖な寺院や美しい森林が広がり、自然と動物との触れ合いを楽しむことができます。
入場料は成人で80,000ルピア(約800円)。距離感を保ちながら、カメラ片手に特別な体験ができるおすすめのスポットです。
テガララン・ライステラス(Tegalalang Rice Terraces)
マーケットから車ですぐのところにあります。この美しいテガララン・ライステラス(棚田)は、活気にあふれるウブド市場とは異なり、穏やかで素朴な景色が広がります。
写真撮影スポットとしてもよく知られています。
ゴアガジャ
ゴアガジャは「象の洞窟」として知られる、11世紀に作られた歴史的遺跡です。入口の彫刻が印象的な洞窟内には、ヒンドゥー教と仏教の要素が融合した祠があります。周辺には静かな水路や自然豊かな庭園が広がり、神秘的な雰囲気を醸し出します。入場料は50,000ルピア(約500円)。歴史とスピリチュアルな空間を感じることができる、見逃せないスポットです。
まとめ
バリ島観光にぜひ組み込んでもらいたいウブド市場を紹介しました。一歩足を踏み入れればバリ島の生活を感じることができます。
ウブド文化と芸術の中心地でもあり、人々との交流の場でもあるのです。お土産もの探しにもピッタリなウブド市場。値段交渉を楽しみながら、散策してみてくださいね。
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