バリ島の観光名所として名高い「モンキーフォレスト」。ウブド地区に位置し、地元では「サレン・アグン寺院」を囲む森として親しまれています。
ユニークな雰囲気の中で、野生のサルと共存する体験ができるこの場所は、自然と文化を同時に楽しめるスポットとして人気を集めています。この記事では、モンキーフォレストの魅力や楽しむポイント、アクセス方法などを詳しくご紹介します。
バリ島のモンキーフォレスト概要
モンキーフォレストは、正式には「ウブド・モンキー・フォレスト」と呼ばれる保護区です。約12.5ヘクタールの広大な敷地に700匹以上のバリマカク(オナガザル)が生息しています。
ここでは、自然豊かな森林の中を自由に歩き回るサルたちを間近で観察できます。さらに、敷地内には3つのヒンドゥー寺院が点在し、神聖な雰囲気が漂っています。地元文化を肌で感じられる場所として、訪れる観光客は年々増加しバリ島観光の定番スポットになっています。
バリ島のモンキーフォレストの営業時間・料金
モンキーフォレストの営業時間は毎日午前8時30分から午後6時までです。入場券は入り口で購入でき、料金は大人80,000ルピア(約600円)、子供60,000ルピア(約450円)となっています。
現地通貨ルピアまたは主要クレジットカードが利用可能です。施設内にはガイド付きツアーもあり、追加料金で専門知識を持つガイドがエリアの歴史や動植物について解説してくれます。
バリ島のモンキーフォレストへの行き方
モンキーフォレストはバリ島ウブドの中心部に位置しています。ングラ・ライ国際空港(デンパサール国際空港)から車で約1時間半、タクシーやカーチャーターを利用するのが一般的です。
また、ウブド地区のホテルに滞在する場合は、徒歩やバイクでアクセス可能な場合もあります。地元の「Go-Jek」や「Grab」といった配車アプリを利用すると、手軽でお得に目的地に到着できます。
バリ島のモンキーフォレストのベストシーズン
バリ島は年間を通して訪れることができますが、モンキーフォレストを訪れるのに最適な時期は乾季(5月~10月)です。この時期は天候が安定し、散策にも適した気候が続きます。
一方、雨季(11月~4月)は雨が多く、足元が滑りやすくなるため注意が必要です。特に早朝や夕方は混雑を避けられ、サルたちが活発に活動する姿を観察できます。
バリ島のモンキーフォレストの服装
モンキーフォレストでは、動きやすいカジュアルな服装がおすすめです。サルたちは好奇心旺盛で、特にアクセサリーや明るい色の衣類に興味を示すことがあるため、シンプルな装いが安全です。
また、森の中を歩くため、スニーカーやトレッキングシューズといった歩きやすい靴を選びましょう。日差しが強い日には帽子やサングラスの着用も役立ちます。
バリ島のモンキーフォレストの注意点
モンキーフォレストを訪れる際は、サルとの適切な距離を保つことが重要です。エサを与えない、カメラを近づけすぎないなどのルールを守りましょう。
また、サルに興味を引かれやすいバッグやアクセサリー類は、しっかりとしまっておく必要があります。さらに、施設内では宗教的なエリアもあり、これらの場所では静かに振る舞うことが求められます。
ウブドモンキーフォレスト周辺の治安
バリ島の観光名所、ウブドモンキーフォレスト周辺は比較的治安が良いエリアとして知られています。観光客が多く、昼夜を問わず賑わいがあるため安心して散策できます。ただし、野生のサルが多く生息しており、カバンや小物を奪われることもあるため注意が必要です。また、観光客を狙った軽犯罪やスリも稀に発生するため、貴重品の管理を徹底しましょう。
夜間は人通りが少なくなるエリアもあるため、移動時はタクシーや送迎サービスの利用がおすすめです。全体としては安全ですが、基本的な防犯対策を心がけましょう。
バリ島のモンキーフォレストへの持ち物
モンキーフォレストに訪れる際には、飲み物や虫よけスプレーがあると便利です。また、サルたちに興味を持たれないよう、貴重品は目立たない形で持ち歩くことをおすすめします。
軽量なリュックやショルダーバッグが理想的です。撮影を楽しみたい方は、コンパクトなカメラやスマートフォンを持参する際に、ストラップでしっかり固定しましょう。
「バリ島旅行の持ち物リスト。絶対に持って行くべきものから、あると便利なものまで」にてより詳しい持ち物を紹介します。
バリ島のモンキーフォレストとあわせて行きたい観光スポット
「ウブドのおすすめ観光スポット10選!モデルコースや文化、自然の魅力も解説」にてウブドエリアの観光スポットを紹介しています。
ウブド市場(Ubud Market)
モンキーフォレストから徒歩圏内のウブド市場は、工芸品がそろうショッピングスポット。カラフルなバリ布や手作りのバッグ、小物が魅力的で、お土産探しにぴったり。
朝は新鮮な食材が並び、昼以降は観光客向けの市場に変わります。バリらしい雰囲気を味わいながら、値段交渉も楽しめる活気あふれる場所です。
テガララン・ライステラス(Tegallalang Rice Terrace)
モンキーフォレストから車で約20分、美しい棚田の風景が広がるテガララン・ライステラスへ。エメラルドグリーンの田園風景はインスタ映え間違いなし。周囲には小さなカフェが点在し、のんびり景色を眺めながらコーヒーを楽しむのもおすすめ。伝統的なバリの農業文化を感じられるスポットです。
サラスワティ寺院(Saraswati Temple)
モンキーフォレストから歩いて15分ほど、蓮池が美しいサラスワティ寺院はフォトジェニックな場所として人気。壮麗な石の彫刻が施された寺院と、ピンク色の蓮の花が作り出すコントラストは感動的。夕方には周辺のカフェでお茶を楽しみながら、静かなひとときを過ごせます。
チャンプハンリッジウォーク(Campuhan Ridge Walk)
自然を感じながら散策したい方におすすめなのが、チャンプハンリッジウォーク。モンキーフォレストから車で約10分の距離にある、緑豊かな丘陵地帯を歩くトレイル。早朝の涼しい時間帯には絶景を楽しみながらリフレッシュできます。ハイキング初心者でも安心して楽しめるルートです。
ゴアガジャ
ウブドモンキーフォレストから車で約30分の「ゴアガジャ(象の洞窟)」は、11世紀に遡る歴史を持つ神秘的な遺跡です。内部にはヒンドゥー教と仏教の影響が融合した彫刻や祈りの場が広がり、静寂と神聖な雰囲気に包まれています。周辺には清らかな水が流れる沐浴場もあり、リラックスしながらバリ島の文化と自然を楽しめるスポットです。
まとめ
バリ島のモンキーフォレストは、自然と文化が融合した魅力的な観光スポットです。野生のサルたちとの触れ合いや神秘的な寺院を巡る体験は、バリ島旅行の思い出に残ること間違いなし。服装や持ち物に気を付けながら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。