バリ島のウブド市場とは?見どころ、楽しみ方を解説

    ウブド市場はバリ島観光の定番スポットです。バリ島の心臓部で鮮やかな光を放つ宝石のようといってもよいでしょう。バリ島と言えば、美しいビーチや豊かな自然が思い浮かぶかもしれません。

    でもこのウブド市場には、バリの文化と芸術の魅力があふれています。ウブド市場にはバリ島の伝統的工芸品、食べ物、衣類など、ありとあらゆるものが取り扱われており、旅行者にとってはまさに探検の舞台。

    そんなウブド市場への行き方やその魅力、上手に買い物するコツなど、楽しみ方を一気に紹介します。

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    目次

    ウブド市場とは

    ウブド市場は、バリ島の文化の中心部、ウブドに位置する活気に満ちた市場です。朝早くから地元の人々が食材を求めて訪れる、「バリ島の台所」でもあります。

    遅めの午後ともなると、観光客が織物やジュエリー、木彫りやバティックなどの手工芸品を探し求めてやってきます。ウブド市場はバリの伝統と現代の要素が混ざり合った魅力的な場所で、そのエネルギーとカラフルな雰囲気は訪れる者を魅了してやみません。

    リニューアルオープン

    そんなふうに長年地元の人に親しまれてきたウブド市場ですが、2023年4月にリニューアルオープンしました。地下を含めた3階建てのモダンな作りになっています。地上階では朝市が開催され、地元の人々の必需品やさまざまな食品などが販売されます。

    朝市は午前5時くらいからはじまり、お昼前には終了するため、早朝のほうが活気があります。生活の一部となっている朝市ですが、もし寝坊してしまっても大丈夫。それ以外に観光客向けのお土産屋さんもたくさんあって、そちらは午後でも営業しています。

    交渉制

    ただ、ウブド市場の土産物ショップはほとんどが交渉制です。定価はありませんので、値段交渉して買い物しましょう。最初は高い金額をふっかけてくるので、必ず値切ってくださいね。

    慣れてくると値段交渉も楽しいものですよ。

    ウブド市場の魅力

    毎日多くの観光客が訪れるウブド市場には、独特の雰囲気と魅力があります。

    多彩な手工芸品が豊富

    ウブド市場の魅力の一つは、その多彩な手工芸品の品揃えです。バリ伝統のバティック(ろうけつ染め)やイカットと呼ばれる手織りの織物、手作りのジュエリー、細密な木彫り製品など、ここでしか見ることのできないアイテムが並びます。

    各売り手が一つ一つ手作りで丁寧に作り上げた商品は、それぞれが芸術作品のよう。バリの伝統文化を感じさせるデザインは、自分へのお土産はもちろん、大切な人へのギフトにも最適です。

    地元民の生活を垣間見れる

    早朝からはじまる朝市は、地元の人々で賑わいます。新鮮な果物や野菜、珍しいスパイスなど、バリの土地が育む豊富な食材を見つけることができます。

    ウブド市場は、地元の人々が普段何を食べ、どのような食材を使って料理を作るのかを垣間見ることができる、貴重なスポットでもあるのです。また、独特の香りや色彩は、バリの生活感を存分に感じさせてくれます。

    ウブド市場では商品の価格交渉が一般的です。

    これはバリ文化の一部であり、価格交渉を通じて売り手とのコミュニケーションを楽しむことができます。初めての人でも気軽に挑戦できるので、バリ人との交流を体験してみてください。

    ただし、敬意を持って交渉することが大切です。 笑顔を絶やさず、フレンドリーな態度で行うよう、心がけてみてくださいね。

    ウブド市場のベストシーズン

    ウブド市場は一年中訪れることができますが、あえていうならベストシーズンは、バリの乾季である4月から10月です。この時期は天候が安定し、市場を訪れるのに最適な気候となります。

    特に6月から8月にかけては観光シーズンのピークで、様々な商品が並べられます。地元の人々や世界各地からの旅行者で最も賑わうタイミングです。

    だからといって、雨季は観光に向かないかというと、そんなこともありません。雨季でもウブド市場の魅力は健在です。

    むしろ、観光客が少ない分、地元の人々の生活により深く触れることができるかもしれません。 どの季節に訪れても、ウブド市場はバリの生活と文化を感じさせてくれる場所です。

    ウブド市場でおすすめのお土産アイテム

    ウブド市場には多種多様なお土産ものが売られています。ここで購入できる、バリ島お土産おすすめアイテムを紹介しておきましょう。

    かごバッグ

    いかにもバリ島、南国ムードが漂うかごバッグは誰にでも喜んでもらえそうな定番です。形もデザインもさまざまですので、じっくりお気に入りを探してみてください。

    上手く交渉して、日本で買うよりぐっとお安くゲットしましょう!

    バティックやイカットのサロン(腰巻き)

    腰に巻きつけるサロンも定番のお土産です。地元の人々にとっては伝統的な衣装でもあります。いろいろなデザインがあり、価格もピンキリです。

    バリ島らしいものを探すなら、バティック(ろうけつ染め)やイカット織りがおすすめです。シンプルなものなら比較的安価に手に入ります。

    バティックも本物ではなくバティック風デザインのものを選べばそれほど高くありません。バリの伝統的な織物であるイカットは高級品ですが、特別なお土産になること間違いなしです。

    サマードレス、ヨガパンツなどの衣服

    ビーチリゾートで身につけたいサマードレスやパンツも人気のお土産です。その他、Tシャツなどのトップスやスカートなども豊富です。

    女性ものが多いですが、男性ものを扱っているお店もあります。似たようなアイテムが複数のお店で売られているので、何軒かのぞいてほしいデザインと色をみつけましょう。

    アクセサリー

    小さめのお土産ならアクセサリーもおすすめ。シルバーブレスレットや指輪、ネックレスなど、たくさん買いたくなるアイテムがそろっています。

    まとめ買いしても荷物としてかさばらないので、バラまきお土産にも最適です。

    かご・バスケット

    東南アジアの雰囲気あふれるかごやバスケットの種類も豊富です。箱型だけでなく円筒タイプのかごもあれば、ランチョンマットなども扱っています。

    食器類

    木やココナッツでできたナチュラルテイストの食器類も人気のアイテムです。お皿やボウル、スプーン、竹製ストローなど、かわいい雑貨がずらりと並びます。

    ホームウェアとしてセットで買って帰るのもありです。

    置物

    象やフクロウなど、南国っぽい置物もいいお土産になります。

    カラフルなデザインは熱帯アジア独特です。

    貝細工の雑貨

    貝殻を加工した雑貨も、バリ島旅行の記念としておすすめです。小物入れやコースターなど、たくさん買い集めたくなる雑貨が売られています。

    南国の島っぽいムードがたまらないお土産になるでしょう。

    手工芸品

    アーチストの街、ウブドならではのお土産が、鮮やかにペイントされた手工芸品です。美しいデザインの小物入れの他に大小の彫像、木彫りの仮面などがあります。 本格的な絵画も販売されています。

    ウブド市場で上手に買い物するコツ

    ウブド市場での買い物の楽しさの一つが値段交渉です。基本的に定価は決まっておらず、買い物する際には常に値段を交渉で決めます。

    日本人に対してはかなりふっかけてくる店員もいるので、しっかり値引き交渉して適正価格で買い物したいものです。ここでは、ウブド市場でぼったくられないための価格交渉のコツについて紹介します。

    相場価格を調べておく

    まず事前の準備として、買いたい商品の相場をあらかじめ調査しておくことです。スーパーに売られているものであれば、地元のスーパーマーケットで値段を確認できます。

    スーパーマーケットや宿泊施設付近に類似商品を扱っているお店がない場合は、宿泊しているホテルなどのスタッフに尋ねてみるとよいでしょう。

    複数のお店をあたる

    ウブド市場の中でも、似たような商品が複数のお店で販売されていることは多いです。買い物をするときは最初に入った店で決めてしまうのではなく、複数のお店を回って値段を比較してみてください。

    狙う金額より低い金額から交渉開始する

    欲しいものを見つけたら値段を尋ねましょう。間違いなく相場より高い値段をいってくるので、最初の言い値は無視してしまってもかまいません。

    自分が買いたいと思っている価格よりも、安い値段から交渉をはじめます。通常、お互いに希望する値段を言い合って、その間にある金額で妥協するわけです。

    だから、「この値段なら買いたい」と思っている値段よりも高い金額からはじめると、欲しい金額では買えません。

    店を出るふりをするときの価格が最安値

    同じようなアイテムを扱っているお店はたくさんあるので、複数のお店をあたるほうがいいといいました。ある程度値段交渉しても希望の金額まで下がらないようなら、そのお店をいったん出るふりをしてみてください。

    「うーん、じゃあちょっと他のお店を見てから、後で戻ってくるね」みたいなことをいって店を出ようとしたら、後ろからさらに値引きした金額で呼び止められることがあります。

    それがそのお店の「最終価格」である場合が多いので、聞き逃さないようにしてくださいね。

    最後の言い値が良ければ、足を止めてそこで買い物すればいいですし、それでもまだ高いと感じる場合はそのまま他のお店で交渉してみましょう。

    まとめて買うと値切りやすい

    ウブド市場で買い物する際には、複数のアイテムをまとめ買いする方が安くしてもらいやすいです。そのため、同じようなアイテムをいくつか買う予定なら同じ店で購入するのがおすすめです。

    「◯個買うからXXXルピアにして」と交渉してみましょう。

    値段交渉に慣れていない方にも使いやすいテクニックですので、挑戦してみてください。

    やり過ぎは禁物

    相手は必ずふっかけてきますので、少々荒わざ的に値段交渉するのもアリです。ただし、あまりに値切り過ぎて相手を不愉快にさせてしまっても後味が悪いですよね。

    とはいうものの、相手の反応も演技であることも多く、判断が難しいところでもあります。 あまり安物買いにこだわり過ぎず、一種のエンターテインメントとして交渉体験を楽しむのもよいと思います。

    デンパサールからウブド市場への行き方

    デンパサールからウブド市場へ行く方法はいくつかあります。

    最も一般的な交通手段はタクシーやカーチャーターで、所要時間は交通状況にもよりますが、およそ1時間半です。また、地元の公共バスを利用する方法もありますが、途中で乗り換えが必要となり、時間がかかることが多いです。

    GrabやGojekなどの配車アプリを使えば、値段交渉や行き先の説明などをしなくてすむため、流しのタクシーを拾うよりもストレスなしでウブド市場まで行くことができるでしょう。

    また通常のメータータクシーを使うよりも安くなることがあります。

    ウブド市場は街の中心のランドマーク「ウブド王宮」の目の前にあります。そのため、ウブド市内に滞在している方であれば徒歩で行くことが可能です。

    南部エリアからウブドへ行くには

    南部エリア(クタ、スミニャック、ヌサドゥア、サヌールなど)に滞在の場合は、タクシーや配車アプリでウブドに向かうことができますが、問題は帰りです。

    ウブドエリアはブルーバードタクシー(メーター制)や配車アプリの車は営業を禁止されているため、ホテルへ戻る方法が個人タクシーしかありません。値段は交渉となりますし、ふっかけてくる運転手もいます。

    おすすめはカーチャーター

    ウブド市場への行き方で最もおすすめなのが、カーチャーターです。1日車をチャーターし、ウブド内の観光地を効率よく回ってもらうことができます。

    行きたい場所を自分たち選んでプランを建てられますし、ウブド市場での所要時間も自由に設定できます。あるいは各旅行会社で行っているウブド観光ツアーに参加することも可能です。

    宿泊エリアや旅行期間にあわせて検討してみてください。

    ウブド市場観光の注意点

    ウブド市場を訪れる際には、以下のことを忘れないようにしましょう:

    できれば早起きして出かけたい

    早朝は人が少なく、地元の習慣を観察できる絶好のチャンスです。朝市は午前5時頃から開催されますが、朝10時頃にはほとんど終了してしまいます。そのため、活気のある朝市を見学したい場合は、早起きして出かけましょう。

    観光客相手のお店は遅めの時間でも営業しているため、昼過ぎでも十分賑わっています。

    ただ、ウブド市場の朝市は、ローカルなバリ島の雰囲気を感じられる希少な場所ですので、ぜひ訪れてみてほしいです。

    買い物は値段交渉が必須

    ウブド市場での買い物は定価が設定されていないので、値切り交渉が必須です。値切り交渉はウブドでは一般的な習慣ですが慣れていない人は戸惑ってしまうかもしれません。

    あまりかまえすぎず、楽しみながら交渉するのがコツです。

    現金決済のみ

    ウブド市場ではクレジットカードは利用できません。支払いは現金のみとなります。

    ウブド市場観光ヘは現金を持って出かけましょう。

    時間は余裕をもって

    ウブド市場には何百もの屋台があり、さまざまな商品が販売されています。じっくりと散策して、お気に入りを見つけるためにも、時間に余裕をもって出かけてください。

    荷物管理は慎重に

    ウブド市場は常に混雑しています。観光客を狙ったスリも多いので、荷物は最小限にしておきましょう。

    トイレは有料

    ウブド市場のトイレは有料になるうえ、日本人には使いにくいタイプのトイレです。できれば、ウブド市場に行く前後で立寄るレストランやカフェなどで済ませておくのがおすすめです。

    ウブド市場での体験

    ウブド市場は、バリの風景、音、匂いに満ちた感覚的な体験ができる場所です。

    手作り品から新鮮な食材まで、さまざまな商品が並び、フレンドリーな地元の人たちとの交流も楽しめます。また、バリの文化に触れ、交渉の練習をするのにも最適な場所です。ウブド市場は、バリ島のローカルライフを垣間見ることができる、魅力的な場所です。

    ウブド市場とあわせて訪れたい周辺スポット

    ウブドはバリ島観光には欠かせないエリアで、ウブド市場以外にも観光名所が点在しています。

    ウブド市場を訪れた後は、周辺にあるいくつかの観光スポットをあわせて訪れるのが効率的です。

    ウブド王宮

    市場のすぐ向かいに位置するのがウブド王宮です。この地域の王室の歴史を垣間見ることができ、その美しい建築様式は見ごたえがあります。

    モンキー・フォレスト

    自然保護区とヒンドゥー教寺院の複合施設で、数百匹の猿が生息しています。

    テガララン・ライステラス(Tegalalang Rice Terraces)

    マーケットから車ですぐのところにあります。この美しいテガララン・ライステラス(棚田)は、活気にあふれるウブド市場とは異なり、穏やかで素朴な景色が広がります。

    写真撮影スポットとしてもよく知られています。

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    まとめ

    バリ島観光にぜひ組み込んでもらいたいウブド市場を紹介しました。一歩足を踏み入れればバリ島の生活を感じることができます。

    ウブド文化と芸術の中心地でもあり、人々との交流の場でもあるのです。お土産もの探しにもピッタリなウブド市場。値段交渉を楽しみながら、散策してみてくださいね。

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