「神々の島」とも称される美しいバリ島。その中でも、絵画のように美しく、静寂と安らぎに満ちた景観を持つティルタ・ガンガは、まさに楽園の象徴です。
日本の喧騒から逃れ、心からの安らぎを求める方々には、この場所の神秘的な魅力が息を呑むほどです。豊穣と清廉を象徴する青々とした森、清らかな水源、そして過去と現在、人間と自然が織り成す壮大な物語に心を奪われることでしょう。
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ティルタ・ガンガ(Tirtagangga)とは

ティルタ・ガンガ(Tirta Gangga)は、バリ島東部のカランガッサムに位置する、美しい水の宮殿として知られる観光スポットです。1946年にカランガッサム王家によって建設され、ヒンドゥー教の影響を色濃く受けた建築様式と庭園美が特徴です。
「ティルタ・ガンガ」とは、「聖なるガンジス川の水」を意味し、寺院や池、彫刻が神聖な雰囲気を醸し出します。特に、蓮の花が浮かぶ池や石の飛び石を歩きながら池を巡る体験が人気です。また、透明度の高い湧き水を利用したプールもあり、人々や観光客に親しまれています。
水の宮殿
ティルタ・ガンガは、その名の通り「聖なる水の流れる宮殿」として知られ、1946年にカランガッセム王によって建てられたバリ伝統様式の庭園です。敷地内には清らかな湧き水が流れる複数の池や、11層の噴水、魚が泳ぐ池の上を歩ける飛び石の小道などが配置され、まるで王宮の一部を訪れているかのような優雅な雰囲気に包まれます。
水は山からの聖水とされ、現地の人々も祈りや沐浴に訪れる神聖な場所でもあります。観光客にとっては、美しい写真が撮れるだけでなく、静かで穏やかな時間を過ごせる癒しの庭園として人気です。
ティルタ・ガンガの魅力

ティルタ・ガンガの最大の魅力は、美しい庭園と神々しい彫刻、そして清らかな泉の共演です。水路が織りなす風景は、王家の風情を伝え、バリ島の美しい自然と調和しています。
また、庭園内には美しい神々の彫刻が点在しており、それらの彫刻がインドネシアの神々の物語を描き出すことで、訪れる者に深い感銘を与えます。その他、庭園を散策しながらバリ島の豊かな文化を感じ取ることができます。

ティルタ・ガンガの見どころ

ティルタ・ガンガは、かつてバリ王族が築いた美しい水の宮殿。清らかな水が流れる池や繊細な石彫が施された庭園が広がり、訪れる人々を魅了します。
特に「神々の泉」「石彫の庭」「庭園の散策路」は見どころ満載で、神秘的な雰囲気とバリの芸術美を存分に楽しめます。
神々の泉
ティルタ・ガンガの中心には、聖なる泉から流れる澄んだ水が満たされた池があります。一番の見である、美しく装飾された「神々の泉」はバリ・ヒンドゥー教の儀式にも使われる神聖なものとされ、現地の人々にとっても特別な存在です。
池の中には大小の噴水があり、特に中央にそびえる11層の多重塔は、静寂の中で荘厳な雰囲気を漂わせています。また、この池では鯉が優雅に泳ぎ、その美しい光景を眺めながら、バリの伝統的な水の信仰を感じることができます。
石彫の庭
庭園内には、バリの伝統的な石彫が施された彫刻が点在しています。これらの石像はヒンドゥー教の神々や神話の生き物をモチーフにしており、ティルタ・ガンガ独特の神聖な雰囲気を演出しています。特に目を引くのは、池の中に並ぶ石の飛び石の周りに配置された精巧な石像。
訪れる人はこれらの飛び石を渡りながら、神秘的な風景の中を歩くことができます。庭園全体がバリの芸術と宗教の融合を表現しており、一つ一つの彫刻をじっくり眺めることで、より深くバリの文化を感じることができます。
庭園の散策路
ティルタ・ガンガには、美しい庭園をゆったりと散策できる歩道が整備されています。池の周囲を巡る散策路からは、清らかな水の流れや石彫の装飾が施された橋、美しく咲く熱帯植物などが楽しめます。
歩きながら風景を楽しむだけでなく、写真撮影におすすめなスポットが多数あり、特に池の上に配置された飛び石は、フォトジェニックな場所として人気です。また、庭園の高台からは、周囲の田園風景やバリの山々を見渡すことができ、自然と一体になった穏やかな時間を過ごせます。
ティルタ・ガンガのベストシーズン

バリ島は年間を通して温暖な気候で、ティルタ・ガンガもいつ訪れても美しいですが、一番のおすすめは4月から10月の乾季です。この時期は雨が少なく、庭園の風景を存分に楽しむことができるため、おすすめの時期(ベストシーズン)です。
また、この季節は特に水面が美しく、彫刻や庭園の美しさをより引き立てます。しかし、雨季に訪れても、雨による景色の変化や新緑の鮮やかさもまた魅力的です。いつ訪れても、ティルタ・ガンガの美しさは心に残るものとなるでしょう。

乾季(4月~10月)
乾季は、ティルタ・ガンガ観光にもっとも適した季節です。この時期は晴天が多く、湿度も低いため、庭園の散策や写真撮影におすすめです。池に映る空の青さや、噴水の水しぶきが光に輝く様子は、乾季ならではの清々しい景観です。
気温も日中は25〜30℃程度で、朝晩は涼しく、長時間の滞在でも快適に過ごせます。さらに園内の植物や花も色鮮やかに映え、噴水や池の清らかさが一層際立ちます。水に囲まれた静寂な空間を、心ゆくまで楽しめる乾季は、観光にも撮影にもぴったりのベストシーズンです。
雨季(11月~3月)
雨季のティルタ・ガンガは、また違った魅力にあふれています。断続的に降るスコールが池に波紋を広げ、庭園全体がしっとりとした静けさに包まれる幻想的な雰囲気を楽しめます。雨によって水の流れが豊かになり、石畳の上に雨粒が跳ねる音も風情があります。
植物もより青々と茂り、花々の色合いも深まるため、写真に奥行きが出るのもこの時期の特徴です。観光客が少なくなるため、静かにゆったりと散策できる穴場の季節とも言えます。防水対策や傘の準備をすれば、雨季でも十分に魅力的な訪問ができます。
ガルンガンとクニンガン
ティルタ・ガンガを特別な雰囲気の中で体験したいなら、バリ・ヒンドゥー教最大の祭礼「ガルンガン」と「クニンガン」の時期に訪れるのもおすすめです。ガルンガンは先祖の霊が地上に戻ってくるとされる期間で、ティルタ・ガンガのような神聖な水の場所には、バリ島の人々が供物を手に集まり、祈りを捧げる光景が見られます。
寺院や庭園には色鮮やかな飾りが施され、バリ独特の宗教美を感じられる時間となります。クニンガンはその10日後に行われる送りの儀式で、この期間中は村全体が祝祭ムードに包まれます。
デンパサールからティルタガンガへの行き方

ティルタガンガへの行き方はさまざまです。ドライバー付きのカーチャーターを利用したり、オプショナルツアーに参加したりすれば、絵に描いたようなバリの田園風景をじっくりと楽しむことができます。
ティルタ・ガンガはバリ島東部のカランガセム県に位置し、主要観光地からは少し距離があります。タクシーは地理的な問題で行きたがらないことが多いため、ドライバー付きのカーチャーターが一般的な移動手段。所要時間や料金の目安を紹介します。

クタからの行き方(約2時間30分)
クタからティルタ・ガンガまでは、車で約2時間半です。距離は約85kmですが、道が混雑するため移動時間が長くなることがあります。観光客がよく利用するタクシーや専用車チャーターをおすすめします。海岸沿いの風景を楽しみながら、バイパスングラライ通りを経由し、サヌールやクルンクンを通過します。
料金は1日チャーターで700,000〜1,000,000ルピア(約7,000〜10,000円)が相場です。途中、マーケットや伝統的な村を訪れるプランを組むのも魅力的です。バリの美しい田園風景とアグン山の麓を目指して進みましょう。
ウブドからの行き方(約1時間30分)
ウブドからティルタ・ガンガへは、車で約1時間半の道のりです。距離は約55kmで、比較的スムーズに移動できるルートですが、専用車チャーターが便利です。
料金は600,000〜900,000ルピア(約6,000〜9,000円)が目安。途中でゴア・ラワ寺院やチャンディ・ダサなどの観光スポットにも立ち寄れるので、計画的に回るとより充実した旅になります。バイクレンタル(約100,000ルピア/1,000円)でもアクセスできますが、安全運転を心がけましょう。
ヌサドゥアからの行き方(約3時間)
ヌサドゥアからは車で約3時間かかります。距離は約95kmあり、バリ島南部から東部へ横断するルートになるため、時間がかかります。リゾートエリアからのアクセスには専用車チャーターがおすすめです。バイパスングラライ通りを経由し、デンパサールを抜けてティルタ・ガンガへ向かいます。
1日チャーターの相場は800,000〜1,200,000ルピア(約8,000〜12,000円)ほどです。長距離移動のため、途中でティルタ・ウンプル寺院やブサキ寺院に立ち寄るのもおすすめ。
サヌールからの行き方(約2時間)
サヌールからは、車で約2時間ほどです。距離は約75kmですが、幹線道路を利用するため比較的スムーズに移動できます。バイパスングラライ通りから東へ向かい、美しい田園地帯を進むルートが主流です。
ただし、タクシーはエリア外のため行ってくれないことが多く、カーチャーターの利用が一般的。1日チャーターの料金は700,000〜1,000,000ルピア(約7,000〜10,000円)が目安です。途中、アグン山の風景を楽しむことができ、クルンクンでは市場や伝統的なバリ文化に触れることもできます。ドライバー付き車チャーターなら、柔軟な観光プランが立てられます。
ティルタガンガ観光のポイント

ティルタ・ガンガは、水の宮殿として知られる美しい庭園。観光を最大限楽しむためには、訪れる時間帯や服装、写真撮影のポイント、そして環境への配慮が大切です。
静寂の中で神秘的な雰囲気を味わいながら、バリの文化や自然と調和した観光を楽しむためのポイントを紹介します。
ベストタイム
ティルタ・ガンガを訪れるなら、早朝か夕方の時間帯がベスト。朝8時頃までに行けば、観光客が少なく、静寂に包まれた神秘的な雰囲気を楽しめます。午前中は水面が澄んでいて、池に映る美しい庭園の姿を写真に収めることもできます。
逆に、昼間は観光客が多く、写真撮影の順番待ちが発生することも。また、バリ島の気温は日中に上がるため、暑さを避ける意味でも朝か夕方の訪問が快適。特に夕方は、温かみのある光が庭園を照らし、幻想的な景色を楽しめます。
歩きやすい靴で
ティルタ・ガンガの庭園は、石畳や飛び石が多く、滑りやすい場所もあるため、歩きやすい靴で訪れるのがポイントです。特に池の上に並ぶ飛び石を歩く際は、サンダルやヒールだとバランスを崩しやすいため、スニーカーやフラットシューズが理想的。
雨が降った後は足元がさらに滑りやすくなるため、特に注意が必要です。また、寺院を訪れる場合は、宗教的な理由から肌の露出を控えた服装が推奨されるため、動きやすさとマナーの両方を考慮した服装で訪れると安心です。
思い出をカメラに収める
ティルタ・ガンガは、バリ島の中でも特にフォトジェニックなスポット。特に人気なのが、池の上に配置された飛び石を歩くシーンや、庭園の中心にある11層の噴水を背景にしたショットです。池の水面が静かな時間帯を狙えば、水に映る庭園の美しいリフレクション写真も撮影できます。
朝や夕方の柔らかい光の時間帯が、写真映えする瞬間です。また、魚が泳ぐ池に手をかざしたり、バリの伝統的な衣装を着て写真を撮るのもおすすめ。ティルタ・ガンガの神秘的な雰囲気を、しっかり記録に残しましょう。
環境に配慮する
ティルタ・ガンガは、現地の人々にとっても大切な場所。観光を楽しむ際には、環境への配慮を忘れないようにしましょう。池の中には聖なる水が流れているため、ゴミを落とさないよう注意が必要。
また、庭園内にある石像や彫刻に触れたり、よじ登ったりするのはマナー違反なので避けましょう。飲み物のペットボトルやゴミは持ち帰るか、設置されたゴミ箱に捨てるのが基本。ティルタ・ガンガの美しい景観を未来へ残すために、一人ひとりが意識して行動することが大切です。
ティルタ・ガンガ観光の入場料と営業時間

ティルタ・ガンガは、バリ島東部にある美しい水の宮殿で、毎日開園しており、気軽に立ち寄れる人気スポットです。噴水や飛び石の池をゆっくり散策するのにちょうどよい広さで、朝の静かな時間帯の訪問が特におすすめです。入場料も手頃で、自然と文化を手軽に体感できる魅力的な庭園です。
- 営業時間: 毎日 7:00〜18:00
- 入場料: 大人 25,000ルピア(約250円)、子ども 15,000ルピア(約150円)
ティルタ・ガンガ観光の所要時間
ティルタ・ガンガの観光には、ゆったりと楽しむならおおよそ1〜1.5時間が目安です。庭園全体はコンパクトに整備されており、飛び石の上を歩いたり、池の鯉を眺めたりしながら静かな時間を過ごせます。写真映えするスポットが多く、撮影を楽しむ方はさらに時間を確保すると良いでしょう。
また、周辺にはローカルワルン(食堂)やカフェもあるため、庭園見学のあとに軽食や休憩を加えるプランもおすすめです。自然と建築美が融合したこの空間では、時間を忘れてゆったり過ごすのが一番の贅沢です。
ティルタガンガの体験談

ティルタガンガの魅力は、その見事な建築や景観デザインだけでなく、そこから放たれる静謐な雰囲気にもあります。私は、ティルタガンガの持つスピリチュアリティと自然の融合に、いつも興味を惹かれてきました。
ヒンドゥー教の神話を物語る美しい石の彫刻の間を歩き、水の宮殿がもたらす静寂はとても素敵な体験でした。
ティルタガンガ周辺のおすすめスポット
ティルタ・ガンガを訪れたら、周辺の魅力的な観光スポットにも足を延ばしてみましょう。透明度の高い海が広がる「アメッドビーチ」、神秘的な「ランプヤン寺院」、そして緑豊かな田園風景が美しい「シデメン」など、バリ東部ならではの魅力を満喫できるスポットを紹介します。
アメッドビーチ
ティルタ・ガンガから車で約40分、壮大なサンゴ礁と海洋生物で知られるアメッドビーチは、シュノーケリングやダイビングにおすすめです。
透明度の高い海と黒砂のビーチが特徴でのんびりとした雰囲気が魅力です。


ランプヤン寺院
ティルタ・ガンガから車で約30分、バリ島でも古く、最も崇拝されている寺院のひとつであるランプヤン寺院は、アグン山と東の海岸線を見渡すことができる素晴らしいが見られます。
「天空の門」として有名なランプヤン寺院は神聖な空気が漂うパワースポットで、写真撮影にもおすすめです。

シデメン
ティルタ・ガンガから車で約1時間のシデメンは、バリ島屈指の美しい田園風景が広がるエリア。棚田が一面に広がり、のどかな村の風景と静けさを楽しめます。観光地化されていないため、昔ながらのバリの暮らしや伝統的な織物「イカット」の工房を訪れることもできます。
ハイキングやサイクリングをしながら、ゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。また、シデメンからはアグン山の壮大な景色も望めるため、自然を満喫したい人におすすめのスポットです。
まとめ
素晴らしい旅の終わりには、ティルタ・ガンガの美しさがあなたの心に深く刻まれることでしょう。その風景、静寂、そして神秘性は、あなたのバリ島への視野を広げ、更なる探求を刺激することでしょう。
あなたが日常の喧騒から離れ、心地良い癒しを求めて旅をするなら、ティルタ・ガンガがぴったりです。一度訪れたら、その魅力に再び引き戻されること間違いなし。バリ島という楽園の一部を体験し、その中でも特に神聖で美しい場所、ティルタ・ガンガに自身の足跡を残す旅を、ぜひこの機会に。