テガララン・ライステラスはバリ島の素朴さが残る魅力的な観光スポットです。ライステラスとは、要するに棚田のこと。日本人の方は田んぼや棚田は見慣れてしまっている人もいるかもしれません。でも、欧米人にとっては新鮮に映るため、観光地として以前から人気の高い場所なのです。
バリ島には複数のライステラスがありますが、テガララン・ライステラスはアクセスが容易な絶景ポイントとして、常に旅行者を引き付けています。
単に棚田といっても、テガララン・ライステラスの規模は壮大で、周辺を含めて世界遺産として認定されています。観光地としてよく整備されているので、ぜひ訪れてみてほしいです。 今回は、テガララン・ライステラスの魅力と楽しみ方、行き方について紹介します。
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テガララン・ライステラスとは
テガララン・ライステラスは、バリ島にある絶景ポイントのひとつで、写真撮影スポットとしても非常に人気が高いです。緑豊かな棚田が広がり、その美しい曲線と従来の耕作方法は、自然と人間の共生の象徴といってよいでしょう。
何世紀にもわたって、現地の農民たちはこれらの丘陵地帯を耕し、滋養豊かな土壌と豊富な水源を最大限に活用してきました。テガララン・ライステラスは、その自然の美しさだけでなく、伝統的な農業文化の一部としても尊ばれているのです。
テガララン・ライステラスを含む広範囲のエリアはユネスコにより世界遺産に登録されています。田園風景の美しさだけでなく、地域全体の歴史的、文化的背景が高く評価されているのです。テガララン・ライステラス周辺にはその他にも見どころが点在しているので、あわせて観光するのもおすすめです。
テガララン・ライステラスの魅力
テガララン・ライステラスの魅力は、その息を呑むような美しさと、深い文化的意義にあります。朝焼けや夕暮れ時には、ライステラスが美しい光に包まれ、神秘的な雰囲気を演出します。
また、農民たちが一日の労働を終えて家路につく姿は、昔ながらの姿そのものです。同じ米を主食とする私たちにとっては、少なからず懐かしさや親近感を感じる風景でもあります。
テガララン・ライステラスでは、農民たちの生活や伝統的な耕作方法を間近で見ることができます。バリ島の文化を深く理解する機会となるでしょう。
テガララン・ライステラスの見どころ
テガララン・ライステラスにお出かけするならあらかじめ知っておきたい、見どころを紹介します。
絶景の風景
テガララン・ライステラスは、その壮大な景色が一番の見どころです。緑豊かな棚田が広がり、そこには人間と自然の共生が表現されています。棚田からはどこまでも広がるバリ島の美しい自然を眺めることができます。日の出や日没時の風景は特に見逃せません。
ライステラスの風景を眺めながら、靴を脱いでリラックスできます。店内で最も人気の高い席ですので、なかなか空いていませんが、早めの午前中や夕方などの混雑していない時間を狙ってのぞいてみてください。
テガラランの風景を楽しみながら、ビールやソフトドリンクをいただくことができます。日本語のメニューもありますので、オーダーも楽々です。飲み物だけでなく、ナシゴレンやナシクニンなど、インドネシア料理も用意されています。ランチスポットとしても利用しやすいですよ。
伝統的な農業体験
テガララン・ライステラスでは、古来から続くバリ島の農業を間近で体験できます。現地の農民と交流しながら、稲の植え付けや収穫の作業を体験するツアーも開催されています。
また、伝統的な水利システムの仕組みを学ぶこともできます。バリ島の生活や文化について深く理解することで、さらに身近に感じられるはずです。
カフェ・レストラン
ライステラス周辺には、農民が運営するカフェやレストランが点在しています。新鮮なココナッツウォーターやバリで生産された食材を使用した料理を楽しむことができます。
「テラス・パディ(Teras Padi Cafe)」は、絶景とともに楽しむ食事が魅力のスポットです。営業時間は朝8時から夜9時まで。バリの伝統料理から西洋料理まで多彩なメニューを取り揃えています。
特に人気の「ナシゴレン」と「バリ式コーヒー」は訪れたらぜひ味わいたい一品です。広々としたオープンエアの席から広がる棚田の眺めは圧巻で、早朝や夕暮れ時の訪問がおすすめ。自然の中で心癒される時間を堪能してください。
問屋街でショッピング
ラヤ・テガララン通りはバリ島でも有名な雑貨の問屋街です。おしゃれでかわいい雑貨を求めて世界中からバイヤーが買い付けにやってくる場所となっています。
もちろん、バリ島内のお土産屋さんもここで仕入れを行っています。そのため、バリ島のお土産屋さんで買うよりも、より安価な価格で買い物することができるのです。
伝統的にこの大通りでは、木彫り製品がよく取り引きされていましたが、最近はそれ以外に家具や小物アクセサリーなども扱われるようになりました。特に複数の商品をまとめ買いしたい場合はかなり大幅に値引きしてもらえることもあるので、ぜひ訪れてみてください。
トレッキング
テガララン・ライステラスでは最近になってトレッキングコースが新しく開設されました。特に欧米人旅行者に人気のアクティビティとなっています。 詳しくは後述します。
巨大ブランコ「バリ・スウィング」
テガララン・ライステラスにある「バリ・スウィング」は、スリルと絶景が楽しめる人気スポットです。ブランコはジャングルの谷間に張り出しており、緑豊かなライステラスを一望しながら空中を舞う感覚は圧巻。
高さは10mから78mまで選べ、初心者から冒険好きまで満足できます。営業は毎日8:00〜17:00で、朝早く訪れると混雑を避けられます。周辺にはフォトスポットも多く、SNS映え間違いなし!自然とアドレナリンが融合した体験ができます。
テガララン・ライステラスのベストシーズン
テガララン・ライステラスは一年中訪れることができますが、特にベストシーズンは新緑の季節と収穫の時期です。収穫の時期には、黄金色の稲穂が風に揺れる美しい景観を楽しむことができます。どちらの時期も、ライステラスがその最高の美しさを見せる瞬間で、訪れる者を魅了します。
特におすすめの時期は4月から9月の乾季です。この期間は雨が少なく、空が澄み渡るため、青空と緑の棚田が織りなすコントラストが最高の状態で楽しめます。
水が輝く5月から6月が特に見どころ
棚田の美しさが最も際立つのは、田植え後の5月から6月です。この時期は水が張られた田が鏡のように輝き、朝夕のゴールデンアワーには幻想的な風景を堪能できます。まるで絵画のようなその風景は、多くの観光客を魅了します。
訪問時間で変わる絶景の楽しみ方
訪れる時間帯も重要です。朝の8時から10時、または午後4時以降がベストタイム。朝は涼しく、観光客も比較的少ないため、静かに風景を楽しむことができます。夕方には日没の光が棚田を黄金色に染める、まさに絶景が広がります。
テガララン・ライステラスを見学するには?予約は?
テガララン・ライステラスは、ユネスコ世界遺産の一部。予約は不要ですが、早朝や夕方の訪問がおすすめ。美しい景色と静かな空気に包まれ、バリ島の田舎の魅力を存分に感じられます。
入場料が必要です。事前予約は不要
テガララン・ライステラスでは、入場時に小額の料金(通常10,000~20,000ルピア程度)が必要です。農家の維持管理費として使われますが、事前予約は不要。現地で直接チケットを購入し、すぐに観光を始められます。
観光のピークは午前10時から午後2時ごろなので、混雑を避けるには早朝や夕方の訪問がおすすめです。
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ
テガララン・ライステラスの観光をさらに楽しむなら、ガイド付きのオプショナルツアーも人気です。ツアーではライステラスの歴史や稲作の仕組みを詳しく解説してくれるほか、周辺の観光地(ティルタウンプル寺院など)もセットで訪れることができます。半日コースで料金は約50ドルから。ホテル送迎付きのプランも多く、効率的に観光が可能です。
テガララン・ライステラス観光に必要な時間
ライステラスの観光には、通常1~2時間が目安です。遊歩道を歩きながら景色を堪能したり、途中で写真を撮るのにちょうど良い時間です。
さらに、カフェや展望台での休憩を楽しむ場合は追加で1時間ほど必要です。周辺の観光も組み合わせる場合は、半日から1日のスケジュールを確保すると充実した観光が楽しめます。
テガララン・ライステラスへの行き方
ライステラスへの行き方については、さまざまな交通手段を利用することができます。
デンパサールからテガラランのライステラスへ行く方法
まずデンパサールから行く場合、テガララン・ライステラスまでは車で1時間程度です。最も便利なのは、タクシーやカーチャーターを利用する方法です。また、バイクをレンタルすることもできます。デンパサールからウブドまでは公共バスも出ており、ウブドからテガラランまではタクシーですぐの距離です。
バリ島の中心に位置する緑と田園が美しいウブドの町。そこから約15kmほど北上すると美しいライステラスで有名なテガラランに到着します。テガララン・ライステラスへは、ウブドからは約30分で到着できますが、島の南部から行く場合は2時間弱かかることもあります。
そのため、ウブド観光に出かける時に合わせて回ると効率的です。
ウブドからテガララン・ライステラスへ行く方法
バリ島ウブドから約10km北に位置するテガララン・ライステラスは、アクセスは非常に簡単で、交通手段も多様です。
車やバイクで行く場合
ウブド中心部から車やバイクで向かうのが最も一般的です。所要時間は約20〜30分で、交通量によって変動します。主要道路である Jalan Raya Ubud から Jalan Raya Tegallalang を北に進むルートが便利です。途中、美しい景色を眺めながらドライブを楽しむことができるでしょう。駐車場も多く、1台あたりの料金は約5,000〜10,000ルピア(約50〜100円)程度です。
タクシーやツアーを利用する場合
観光タクシーや専用ドライバー付きの車を予約するのも便利です。料金は片道約150,000〜250,000ルピア(約1,500〜2,500円)で、往復で交渉することも可能です。また、旅行会社が提供するツアーパッケージでは、テガラランの他の観光地も含まれる場合があり、効率的に回れるのが魅力です。
テガララン・ライステラス観光ツアーに参加する
時間に余裕のない人や慣れない場所での移動に不安を感じる人は、ツアーに参加するのもおすすめです。
旅行会社によっては日本語ガイドをお願いすることもできるので、英語やインドネシア語に自信がない方も安心です。 観光の見どころを複数回るツアーや、ホテルまでの送迎が含まれているプランなど、さまざまなものが用意されているので、比較検討してみてください。
テガララン・ライステラスを訪れる際の注意点
テガララン・ライステラスを訪れる際には気をつけたいことがあります。
テガララン・ライステラス観光の注意点についてまとめました。
早朝がおすすめ
テガララン・ライステラスは人気の観光スポットです。暑さと混雑を避けるためには、早朝がベストです。
また、ライステラスから昇る美しい朝日を拝むのもおすすめです。
履き慣れた靴で
テガララン・ライステラスは棚田ですので、あぜ道を歩く場面が多いです。つまり舗装されていないため、雨の日は道が滑りやすく、ぬかるみます。
履き慣れた靴や運動靴で出かけるようにしましょう。
水分補給を忘れずに
しつこいですが、テガララン・ライステラスは田んぼなので、あぜ道を歩く間、日陰はほとんどありません。
バリ島の日ざしは非常に強いため、脱水症状を防ぐためにも水中補給をこまめに行ってください。 同時に、日焼け対策も忘れないでおきたいですね。
テガララン・ライステラスでの体験
テガララン・ライステラスの素晴らしいパノラマビューは、誰が見てもはっとする美しさがあります。狭い道を歩きながら、農民の仕事ぶりを見学したり、新鮮な空気を味わったりすることができます。写真撮影スポットも多く、インスタ映えするスポットの一つでもあります。同時に、バリの伝統的農業に関する理解を深める機会にもなるはずです。
景色を楽しむことがメインだったテガララン・ライステラスですが、最近新しく設置されたのがトレッキングコースです。道路の向こう側に見えるライステラスまで歩いて行くことができます。このトレッキングコースは欧米の観光客に特に人気があり、小さな子供を連れたファミリーも多く見られます。テラスの手前に入り口がありますがカフェの横から降りて行くこともできます。
このエリアのカフェ周辺には色々なアイテムを扱う売り子がいます。しかし、むやみに彼らの写真を撮ったりするとチップを請求されることがあるので、気をつけてくださいね。トレッキングコースとして整備されているものの、元々農業に従事するバリの人々が使っていたあぜ道がそのままルートになっているだけです。
そのため、雨上がりにはぬかるみや水たまりができやすく、とても滑りやすくなります。散策に出かける際には履き慣れた靴で出かけるのがおすすめです。小川を渡ると小屋みたいなものがありますが、これはここでチップを集めているのです。少額でよいのですが、現金のみになりますので、あらかじめ現金を携帯しておいてください。そしてあとは、ずんずんライステラスを上って行きます。それほど急勾配ではありませんが、舗装されていません。
日本の田舎では一般的だった、田んぼのあぜ道です。失われつつある日本の景色が、バリ島にはまだ多く残っているのです。田んぼの小道に立つと、懐かしさを感じる方も少なくないでしょう。
逆の方向から見る景色も同様に素晴らしいです。棚田トレッキングの終わりには、有料で写真撮影が可能です。農民の道具も貸し出しているので、棚田の美しい風景を背景にして思い出の写真を撮ってみるのも良いでしょう。
以前は見て楽しむことが、テガララン・ライステラスの主なアクティビティであり、トレッキングコースはまだあまり知られていません。でも散策することで、より身近にバリ島の生活を感じることができます。
テガララン・ライステラスを訪れるなら、時間に余裕をもって、トレッキングを試してみてください。
テガララン・ライステラス周辺のおすすめ観光スポット3選
テガララン・ライステラスの周辺には、見逃したくない観光名所が点在しています。テガララン・ライステラスとあわせてまわりたいスポットを紹介します。
ティルタウンプル寺院
ティルタウンプル寺院は、バリ島ウブド近郊に位置する神聖な水の寺院です。約千年の歴史を持ち、インドネシアのヒンドゥー教徒にとって浄化の場として大切にされています。
清らかな湧き水が湧き出る泉での沐浴が有名で、バリの人々も日常的に訪れ、心身を清めます。訪れる観光客も水に入ることで、身も心も癒される貴重な体験が可能です。緑豊かな自然に囲まれ、静寂と厳かな雰囲気が漂う場所で、心を落ち着けるのに最適です。
ウブド市場
ウブド市場は、バリ島の文化と活気が感じられる伝統的な市場です。手工芸品や衣類、アクセサリーなど、バリらしいアイテムが豊富に並びます。観光客にも人気のスポットで、お土産選びに最適です。
職人が手作りした品物や、バリ特有のデザインが施されたアイテムが目を引きます。価格交渉も楽しみのひとつで、気軽に会話を交わしながら買い物が楽しめます。市場全体が色彩豊かで、バリの文化を肌で感じられる場所です。
ゴアガジャ
テガララン・ライステラスから車でわずか30分の「ゴアガジャ(象の洞窟)」は、11世紀に建立された神秘的な遺跡です。ヒンドゥー教と仏教が融合したこの聖地には、洞窟の入口に施された複雑な彫刻や瞑想スペース、神聖な水浴場があります。
ジャングルに囲まれた静寂の中、古代の雰囲気を感じながら散策できます。心を落ち着け、歴史的なバリ文化を体験するのに最適な場所です。
グヌン・カウィ
グヌン・カウィは、11世紀に造られた石窟遺跡で、バリ島の王族の墓として知られています。深い谷を見下ろす位置にあり、岩壁に彫られた巨大な仏像や王族の像が圧倒的な存在感を放っています。
階段を降りて辿り着くこの地には静寂が広がり、自然と歴史の融合が見事です。神秘的な雰囲気の中、バリ島の豊かな歴史と信仰の深さを感じることができます。
まとめ
テガララン・ライステラスについて紹介しました。バリ島のテガララン・ライステラスを訪れた人々が言うには、「ただ存在するだけで、心が満たされる場所」だそうです。
日常の喧騒を離れ、バリ島の田園風景と素朴な生活にふれるためにも、ぜひ旅行プランに組み込んでみてください。
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