インドネシア・バリ島にあるエレファントサファリパークは、自然豊かな環境の中で象と近距離で触れ合える貴重なスポットです。バリ島の観光地として人気のウブド近郊に位置し、家族連れやカップル、動物好きの旅行者に特におすすめ。
象と共に歩いたり、象使いの仕事を体験したり、象乗りを楽しむことができ、バリ島ならではのエキゾチックな体験が待っています。バリ島旅行を計画中の方は、ぜひこのユニークなアクティビティを旅のプランに加えてみてください。
バリのエレファントサファリパーク概要

エレファントサファリパークは、ウブドから約30分ほどの距離にあるタロ村に位置しています。この施設は、スマトラ島から救出された象たちが安全に暮らせる場所として設立されました。
広大な敷地には象たちが自由に過ごせる環境が整備されており、観光客は象と近くで触れ合えるだけでなく、象の保護活動について学ぶこともできます。象の背に乗るサファリライドをはじめ、象のショーやエサやり体験、象との記念撮影など、さまざまなアクティビティが楽しめる点が特徴です。
参加者の評価(4.77/5)
バリのエレファントサファリパークの魅力

バリのエレファントサファリパークは、ウブド北部・タロ村に位置する、象とのふれあい体験が充実したアジア有数の施設です。スマトラ象の保護と教育を目的に運営されており、自然に囲まれた広大な敷地で象と間近に接することができます。水浴びや餌やり、学びのあるミュージアムなど、バリ島ならではの体験を楽しめる、家族連れや動物好きには見逃せないスポットです。
象との近距離でのふれあい
エレファントサファリパーク最大の魅力は、象と近距離で触れ合える点です。園内では、象にエサをあげたり、撫でたりする体験ができます。象のしわの多い肌や温かみを感じる体温に直接触れることで、写真や映像では得られない感動を味わえます。
また、象の目を見つめると、その優しい表情に心が癒されるでしょう。特に子供や動物好きの方には忘れられない思い出になります。象たちは飼育員によってしっかりケアされているため、安心して触れ合いができるのもポイントです。
象使い体験プログラム
他ではなかなかできない象使い体験プログラムもこのパークならではの魅力です。象使いとして象とコミュニケーションをとり、簡単な指示を出したり、象の健康管理を体験したりすることで、象の賢さや人間との信頼関係を学ぶことができます。
このプログラムは楽しく、動物保護や自然環境についての意識を高める良い機会にもなります。また、象と触れ合う時間が長いため、象との深い絆を感じることができる貴重な体験です。
自然環境での象乗り体験
象の背中に乗りながら、パーク内の緑豊かな景色を堪能する象乗り体験も人気のアクティビティです。ゆったりとした象の歩みに身を任せることで、普段の忙しさを忘れ、自然と調和する心地よさを感じられます。象使いが同行するので安全性も高く、家族連れやカップルでも安心して楽しめます。
さらに、象の視点で景色を見ることで、普段とは異なる視点で自然の美しさを体感できるのも魅力のひとつです。写真撮影スポットとしてもおすすめです。
象の水浴び体験
エレファントサファリパークの名物ともいえるのが、象と一緒に楽しめる「水浴び体験」です。朝の時間帯に開催されるこのプログラムでは、象と一緒に池に入り、体を洗ったり、水をかけ合ったりと、まるで友達のように象とふれあうことができます。
象の肌の感触や優しい目、スタッフの丁寧な案内により、安全かつ感動的な体験ができるのが魅力です。一般的な動物園とは一線を画し、ただ見るだけでなく、共に過ごすことができるのは、ここならではの体験になります。
エレファント・ミュージアム
エレファントサファリパークには、象について学べるエレファント・ミュージアムが併設されており、象の骨格標本や生態パネル、歴史的資料などを通して、スマトラ象の生態や絶滅危機について理解を深めることができます。特に注目すべきは、象の知能や感情の豊かさを紹介するインタラクティブな展示で、子どもたちにも分かりやすく工夫されています。
また、飼育スタッフによる教育プログラムやトークセッションも開催されており、象の保護活動への意識を自然と高められるのが特徴です。観光と学びが融合したこの施設では、楽しみながら「いま象に何が必要か」を考えるきっかけを与えてくれます。エレファント・ミュージアムの入場料は、パークの入園料に含まれています。
バリのエレファントサファリパークのベストシーズン
エレファントサファリパークを訪れるなら、晴天が続く乾季(4月〜10月)がもっとも快適に楽しめるシーズン(ベストシーズン)です。
また、雨季(11月〜3月)にも象とのふれあいをゆったりと味わえる魅力があり、訪問時期によって違った楽しみ方ができます。天候や混雑の傾向を踏まえて、自分に合ったタイミングを選ぶのがおすすめです。

乾季(4月~10月)
乾季は、エレファントサファリパークを最も快適に楽しめるベストシーズンです。バリ島全体が晴れの日に恵まれ、湿度も低くカラッとした気候が続くため、屋外アクティビティが存分に楽しめます。特に象との水浴び体験や餌やりなど、園内を歩き回るプログラムが多いこの施設では、天候の安定は大きなメリットです。
早朝から夕方まで活動しやすく、写真も美しく撮影できるのも魅力。観光シーズンではありますが、広大な敷地のおかげで混雑も比較的気にならず、自然の中で象とふれあう贅沢な時間を快適に過ごすことができます。
雨季(11月~3月)
雨季のバリ島はスコールが多くなりますが、エレファントサファリパークは屋根付きのエリアやインドア施設も整っているため、天候に左右されにくく楽しむことができます。特に午前中は晴れ間が多いため、朝一番の入園がおすすめです。
また、この時期は観光客が比較的少ないため、象とのふれあい体験やミュージアムなどをゆったりと楽しむことができ、静かな環境で象の表情や動きをじっくり観察できます。雨上がりには緑も一層鮮やかになり、自然の中で過ごす癒しの時間にぴったり。混雑を避けたい方や、のんびりとした時間を過ごしたい方には雨季もおすすめの季節です。
バリのエレファントサファリパークへの行き方3選
専用送迎付きツアーを利用する方法
初めてバリ島を訪れる旅行者に最もおすすめなのが、専用送迎が含まれる現地ツアーです。エレファントサファリパークはウブドから約30分の距離にありますが、個人で行くには道が分かりづらい場合もあります。
そのため、送迎付きツアーなら、スムーズにパークへ到着できるだけでなく、ガイドによる説明やアクティビティの予約もスムーズに進みます。また、ツアーではパーク訪問後に他のバリ島の観光地を回ることも可能で、効率的な観光プランが組めるのが魅力です。特に子供連れやグループ旅行では、移動中の手間が省けるため快適に過ごせるでしょう。

タクシーや配車アプリを使う方法
タクシーや配車アプリ「Grab」を利用してエレファントサファリパークへ行く方法も手軽で便利です。料金は距離によりますが、ウブドからの場合は約23万〜30万ルピア(約1,500〜2,000円)ほど。事前に料金が確定する配車アプリを使えば、値段交渉の煩わしさもなく、安心して利用できます。
また、タクシー運転手はパークの場所をよく知っているため、迷う心配も少ないでしょう。ただし、帰りのタクシーを確保するのは難しい場合があるため、往復分を手配するか、帰りの時間に合わせて配車アプリを利用する計画を立てておくのがおすすめです。

レンタルバイクや車を利用する方法
自由度の高い移動手段を求めるなら、レンタルバイクや車を利用するのも一つの方法です。特にバリ島ではバイクレンタルが安価で、1日約15万ルピア(約1,000〜1,200円)程度で借りられます。エレファントサファリパークへは、ウブドから約30分、クタやデンパサールからは1時間程度で到着します。
ただし、バリ島の道路事情に不慣れな場合や交通量が多い時間帯には注意が必要です。ナビゲーションアプリを活用し、安全運転を心がけましょう。レンタカーの場合は運転手付きのプランを選べば、道に迷う心配がなく、ストレスフリーに目的地へ向かうことができます。

参加者の評価(4.77/5)
バリのエレファントサファリパークの営業時間
エレファントサファリパークの営業時間は午前8時から午後6時です。ただし、象使い体験や象乗り体験などの一部アクティビティは予約制で、時間が限られている場合があります。
早朝や夕方は比較的混雑が少なく、快適に過ごせるためおすすめの時間帯です。また、営業時間やアクティビティのスケジュールは季節や状況によって変動する可能性があるため、訪問前に公式サイトや現地ツアー会社に最新情報を確認しておくと安心です。
バリのエレファントサファリパークの料金
エレファントサファリパークでは、象とのふれあいや教育プログラムが充実しており、体験内容に応じてさまざまな料金プランが用意されています。象乗り、水浴び、餌やり体験などのアクティビティは、入場料に含まれていないことが多く、希望に応じて追加オプションとして参加できます。事前予約制のパッケージも多いため、訪問前の確認がおすすめです。
入場料
入場料には、園内の見学や象とのふれあい、エレファント・ミュージアムの入館が含まれます。料金は大人で約350,000〜450,000ルピア(約3,500〜4,500円)、子どもは約250,000ルピア(約2,500円)が相場です。
象に餌をあげるエリアや記念撮影スポットもあり、基本の入場だけでも楽しめます。園内はバリアフリーで整備されており、ファミリーや高齢の方でも安心して過ごせる施設となっています。
象乗り体験
象の背中に乗って園内を散策できる「象乗り体験」は、もっとも人気のあるアクティビティのひとつです。コースは約10〜15分で、象使い(マフート)が付き添い、ゆったりとしたリズムで自然の中を進みます。
料金は1人あたり約350,000〜500,000ルピア(約3,500〜5,000円)で、ペアでの搭乗や写真撮影込みのパッケージも選べます。現在は動物福祉の観点から、一部日程で中止されていることもあるため、事前に公式情報の確認をおすすめします。
水浴び、餌やり体験
象とのふれあいをより間近に楽しみたいなら、水浴び体験や餌やり体験がおすすめです。水浴び体験では、象と一緒に池に入り、体を洗ったり水をかけ合ったりといった濃密なふれあいができます。
餌やり体験では、バナナやフルーツを象の長い鼻に直接渡すユニークな瞬間を体験できます。それぞれの体験は約150,000〜250,000ルピア(約1,500〜2,500円)で、入場料とは別料金になります。どちらも子どもにも大人気のアクティビティです。
象使い体験プログラム
よりディープな体験を求める方には、「象使い(マフート)体験プログラム」もおすすめです。このプログラムでは、象の世話や調教、習性について学びながら、実際に象とコミュニケーションを取ることができます。
体験時間は約2時間で、料金は約900,000〜1,200,000ルピア(約9,000〜12,000円)程度。特別な記念体験として人気があり、修了証明書をもらえるプランもあります。象のことを深く知りたい方にぴったりの本格的な学びの時間です。
バリのエレファントサファリパークの持ち物
「バリ島旅行の持ち物リスト。絶対に持って行くべきものから、あると便利なものまで」にてより詳しい持ち物を紹介します。

動きやすい服装と歩きやすい靴
エレファントサファリパーク内は広大で、アクティビティや象との触れ合いなどで歩くことが多いです。そのため、軽装で動きやすい服装を選びましょう。
特に暑い日には通気性の良い素材が快適です。また、園内には土や砂利道もあるため、歩きやすいスニーカーやスポーツサンダルを履くのがおすすめです。象乗り体験を予定している場合は、スカートよりもパンツスタイルの方が安全で安心して楽しめます。
日焼け止めや帽子
バリ島の強い日差しは肌にダメージを与えることがあるため、日焼け対策は必須です。日焼け止めクリームをこまめに塗るほか、広いつばのある帽子やUVカット機能付きのサングラスを持参するのがおすすめです。
パーク内には日陰もありますが、屋外での活動が多いので、しっかりと紫外線を防ぎましょう。日差しを気にせず快適に過ごすことで、象との触れ合いもより楽しむことができます。
カメラやスマートフォン
象との特別な時間を記録するために、カメラやスマートフォンは必携です。特に象との記念撮影やアクティビティ中の様子を写真に残すのは、旅の思い出作りに欠かせません。
象との距離が近い場面も多いため、ズーム機能のあるカメラや広角レンズがあると便利です。また、充電切れを防ぐためにモバイルバッテリーも持参すると安心です。万が一の雨に備えて、防水ケースがあるとさらに安心です。
水や軽食
パーク内では活動的に動く時間が多いため、こまめな水分補給が必要です。園内にも売店がありますが、ペットボトルの水を持参しておくと便利です。
また、小腹が空いた時のためにエネルギーバーや軽食を持ち歩くのもおすすめ。特に子供連れの場合、急な空腹を防ぐために準備しておくと安心です。暑い中での活動が続く場合は、水分補給と共に塩分や糖分を補うアイテムも役立ちます。
雨具や防水アイテム
バリ島は乾季でも突然のスコールが降ることがあります。そのため、折りたたみ傘や軽量のレインコートをバッグに忍ばせておくと安心です。
また、荷物が濡れるのを防ぐために防水バッグやジップロックを用意しておくと便利です。特にカメラやスマートフォンなどの電子機器は雨から守る必要があるため、防水カバーを活用しましょう。突然の雨でも快適に過ごせる準備があると、気兼ねなくパーク内を楽しむことができます。
参加者の評価(4.77/5)
バリのエレファントサファリパークの注意点
バリのエレファントサファリパークは、象と触れ合える人気の観光スポット。しかし、訪れる際にはいくつかの注意点があります。象への接し方や、持ち物、環境への配慮などをしっかり押さえておくことで、より安全に楽しめるだけでなく、象たちにとっても優しい体験になります。
象との接触時のルールを守る
エレファントサファリパークでは象と近くで触れ合える機会がありますが、動物への接触には必ずスタッフの指示に従うことが重要です。象は賢く温厚な動物ですが、ストレスを与えたり驚かせたりすると危険な場合もあります。特に急な動きや大きな声を出すのは避けましょう。
また、象に与えるエサは指定されたものだけを使用し、個人で持参した食べ物を与えることは厳禁です。象たちがリラックスできる環境を守るために、観光客としてのマナーをしっかり守ることが求められます。
事前予約を忘れずに行う
エレファントサファリパークはバリ島でも特に人気の観光スポットで、象使い体験や象乗り体験などのアクティビティはすぐに予約が埋まることがあります。
そのため、訪問を計画する際には公式サイトや旅行代理店を通じて事前予約を行うことをおすすめします。特に週末やバリの観光シーズン中は混雑が予想されるため、早めの予約が必要です。また、アクティビティには時間指定があることが多いため、スケジュールに余裕を持たせておくと安心です。
雨季の訪問時は防水対策を
バリ島の雨季(11月〜3月)に訪れる場合は、突然のスコールに備える必要があります。園内の一部エリアはぬかるみや滑りやすい場所があるため、滑りにくい靴を選びましょう。
また、防水性のあるカバンやカメラの防水カバーを用意しておくと安心です。一部アクティビティは天候によって中止されることもあるため、事前にパークの天候情報や予定を確認するのが賢明です。雨が降っても楽しめる準備を整えることで、快適な体験を保証できます。
バリ島のエレファントサファリパークとあわせて行きたいスポット
エレファントサファリパークを訪れたら、周辺の観光スポットにも足を延ばしてみましょう。バリ島には、自然や文化を感じられる魅力的なスポットが点在しています。
ウブドエリアの観光スポットは「ウブドのおすすめ観光スポット10選」にまとまっています。

ウブドのモンキーフォレスト
エレファントサファリパークから車で約30分、ウブドのモンキーフォレストは必見。緑豊かな森に囲まれ、野生のサルたちが暮らす神秘的なスポットです。サルたちと間近で触れ合えるほか、バリらしい石像や寺院も楽しめます。サファリの自然体験と相性抜群!

ティルタウンプル寺院
エレファントサファリパークから北東へ約1時間、バリ伝統の聖なる水浴スポット、ティルタウンプル寺院へ。清らかな湧き水で心身を浄化できる神聖な体験が魅力。神話に包まれたバリ文化を感じながら、スピリチュアルなひとときを。

タナロット寺院
バリ西部にあるタナロット寺院は、海上の岩に建つ絶景スポット。エレファントサファリの余韻を楽しみながら、夕日の時間に訪れるのがおすすめ。荘厳な寺院と沈む夕日のコントラストは一生忘れられない光景です。

テガララン・ライステラス
テガララン・ライステラスはエレファントサファリパークから車で約40分、バリらしい棚田風景が広がるテガララン。緑の段々畑が作る絶景は、まるで絵画のよう。のどかな村でココナッツジュースを片手にゆったり過ごすのもおすすめです。

まとめ
バリ島のエレファントサファリパークは、自然と動物が織りなす特別な空間で、象との触れ合いを通じて癒しと学びが得られる観光スポットです。
乾季の午前中に訪れることで、象たちの元気な姿を楽しめるのもポイント。事前準備をしっかり行い、最高の体験をお楽しみください!