バリ島はその美しさと独特の文化で世界中から観光客を引き寄せています。その中でもサヌールは、穏やかな海岸線とリラックスした雰囲気が魅力の地区です。
ここでは、サヌールの魅力や過ごし方、おすすめスポットを詳しく紹介します。バリ島観光の参考にしてみてください。
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サヌールとは

サヌールは、バリ島の南東部に位置する美しい海岸の町で、透き通った青い海と、穏やかで美しい景色が魅力の観光地です。都市の喧騒から離れて、のんびりと過ごすことができる地域として多くの旅行者から愛されています。バリ島を訪れる際は、ぜひ訪れてみてほしい場所です。
欧米人の別荘地として発展
「神々が棲む島」という別名を持つバリ島はユニークな文化風習が継承されている、エキゾチックな場所です。同じバリ島の中でも地域によって雰囲気が違うのもバリ島らしいところ。バリ島観光で訪れる人にとっては、多種多様なアクティビティとカルチャーが魅力的です。
そんなバリ島にあるサヌール地方は、オランダ統治時代、西洋人が別荘を建て始めたことをきっかけに、外国人が集まるリゾートへと発展しました。
のんびりビーチとおしゃれなお店
今ではのんびりしたビーチが広がる、比較的静かなくつろぎの場である一方で、サーファーに大人気のスポットでもあります。最近では小洒落たレストランやカフェも建ち並ぶようになり、ますます注目を集めつつあります。
サヌールへの行き方
バリ島のビーチリゾートの中でも人気急上昇中のサヌールは、島の南東にあります。ングラ・ライ国際空港(デンパサール国際空港)からは約15kmの距離にあり、車で30分程度ですので、アクセスの便も抜群です。ウブドからは車で約50分、クタからは30分で到着できます。
デンパサール空港からの行き方
デンパサール空港(ングラ・ライ国際空港)からサヌールまでは約15kmの距離があり、車でおよそ30分から40分で到着します。移動手段としては、タクシーや配車アプリ(GrabやGojek)、ホテルの送迎サービスがあり、それぞれ料金が異なります。空港のエアポートタクシーは定額制で約200,000ルピア(約2,000円)ですが、交渉制のタクシーなら150,000ルピア(約1,500円)前後になることもあります。
配車アプリを利用すると120,000~150,000ルピア(約1,200~1,500円)程度で、比較的お得です。ホテル送迎は宿泊施設によりますが、200,000~350,000ルピア(約2,000~3,500円)が相場です。公共バスはほとんどなく、観光なら車移動が基本となります。バイパス・ングラ・ライ通りを経由するのが一般的なルートです。

サヌール観光の魅力

バリ島の中でも人気が高いサヌールエリア。その魅力を確認しておきましょう。
穏やかな海
サヌールの透明度が高く穏やかな海は、ウィンドサーフィンやシュノーケリング、ダイビングなどの水上アクティビティをリラックスして楽しめる環境です。
子どもさんといっしょの家族連れでも、安心して楽しめます。特にダイビングは、色とりどりのサンゴ礁や多様な海洋生物を近くで見ることができます。透明度の高い海で、マリンライフの美しさを堪能できます。


美しいビーチ
サヌールのビーチは、白砂とエメラルドグリーンの海が広がる美しい景観が魅力です。特に、シンドゥビーチやマタハリ・テルビットビーチは、観光客にも人気のスポット。ビーチ沿いにはおしゃれなカフェやレストランが並び、のんびりと海を眺めながら食事やカクテルを楽しむことができます。
また、ビーチベッドをレンタルすれば、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。カップルにはロマンチックなひとときを、家族旅行では子どもが砂遊びを楽しめる環境が整っています。さらに、ダイビングやシュノーケリングのツアーもあり、美しい海中の景色を堪能できるのも魅力の一つです。


文化体験
サヌールは、バリ島の伝統文化を感じられるスポットも多く、観光客向けの文化体験が充実しています。代表的なのは、バリ舞踊の鑑賞で、夜には伝統的なレゴンダンスやバロン・ダンスが楽しめる公演が開催されています。また、現地の工房では、バティック(ろうけつ染め)や銀細工のアクセサリー作りの体験ができるので、旅の思い出にオリジナルの作品を作るのもおすすめです。
さらに、サヌール市場では、ローカルな雰囲気の中でバリの伝統工芸品やお土産を探すことができ、観光しながら現地の文化に触れることができます。家族旅行なら子どもと一緒にワークショップを楽しむのも良い思い出になるでしょう。

また、神秘的な寺院巡りもおすすめです。古代から続く建築美と静寂な雰囲気が、訪れる人々に深い感動とバリの精神的な文化を実感させてくれます。
美味しい料理とグルメ体験
サヌール地区はバリ島のグルメスポットとしても名高いです。多くのレストランでは、バリの新鮮な食材を活かしたバリ島伝統の料理を提供しています。また、世界各国の料理を提供する国際的なレストランも多く、さまざまな味わいを楽しむことができます。
例えば、新鮮なシーフード料理や、ココナッツを使った特色ある料理などが人気で、訪れた旅行者にとって忘れられないグルメ体験となるでしょう。また、海岸沿いのレストランで夕日を眺めながら食事をするのも一つの贅沢と言えます。

サヌール観光でできるアクティビティ

サヌールはビーチが有名ですが、それだけではありません。サヌール観光として楽しめるアクティビティを紹介します。
ビーチアクティビティ
サヌールの魅力はなんといっても、白砂と青い海の絶景が広がるビーチです。穏やかな海はさまざまなビーチアクティビティを楽しむのにぴったりな場所となっています。シュノーケリングやダイビングでは、サンゴ礁やカラフルな魚たちを観察することができます。バリ島には複数のサーフスポットがありますが、サヌールはサーファーにとっての聖地と称される場所です。
サーフィンの世界的大会も行われるほどで、ここのダイナミックな波を体験しようと世界中のサーファーが集まってきます。サーフスクールもあるので、初心者でも安心してサーフィンを楽しめますよ。¥夕方にはサンセットヨガを行い、ビーチフロントで夕日を眺めながら心地よい風に身を任せるのも素敵な過ごし方です。このようなアクティビティは心身ともにリフレッシュさせてくれ、特別な時間を過ごすことができます。
マーケット散策
サヌール地区には数多くの市場があり、バリの人々の生活や文化を感じることができます。バリ島特有の新鮮な果物や香辛料を眺めて歩くだけでなく、手作りの工芸品やアクセサリーを見つけることができます。
バリのアーティストが制作した独特なデザインの衣料品やアート作品を購入することも可能です。これらの市場は色彩豊かで活気に満ちており、人々と交流しながら買い物を楽しむことができます。
美術館巡り
サヌール地区には美術館も充実しており、美術と文化を深く理解するのに役立ちます。特に「ル・メイヨール博物館」は必見で、バリ島の自然と文化が織り交ぜられた壮大な美術作品を展示しています。博物館では、伝統的なバリニーズアートの展示だけでなく、現代のアーティストによる作品も観賞できます。
また、定期的にワークショップやアートクラスが開かれることもあり、アート作成の流れを学びながらバリの文化により深く触れることができます。このような美術館巡りは、サヌールの歴史や文化をより深く理解する上で欠かせないアクティビティです。
スパ・エステ
バリ島といえば、本格的なスパやエステが楽しめることで有名ですが、サヌールにも高級スパからリーズナブルなマッサージ店まで、さまざまな施設があります。伝統的なバリニーズマッサージはもちろん、アロマオイルを使ったリラクゼーションメニューや、天然素材を使ったスクラブトリートメントも人気。
特に、ビーチ沿いのスパでは波の音を聞きながら贅沢な時間を過ごせます。カップル向けのペアマッサージや、家族で楽しめるスパメニューもあり、旅の疲れを癒すのにぴったりな体験です。

サヌール観光のベストシーズン

サヌール観光のベストシーズンは、一般的に乾季(4月から10月)とされています。この時期は雨が少なく、カラッとした気候で観光しやすいのが特徴です。
一方、雨季(11月から4月)はスコールが多くなりますが、観光客が比較的少なく、緑豊かな風景を楽しめる魅力もあります。アクティビティの内容や旅のスタイルに合わせて、ぴったりなシーズンを選ぶのがおすすめです。
乾季(4月から10月)
乾季は、サヌール観光のベストシーズンといわれています。この時期の平均気温は27〜30℃で、湿度が低く、快適に過ごせるのが魅力です。特に朝夕は涼しく、ビーチ沿いの散歩やサイクリングを楽しむにはおすすめなシーズン。また、海も澄んでおり、シュノーケリングやダイビングをするなら乾季がベストです。
さらに、この時期は雨が少ないため、マーケット散策や美術館巡りなどの屋外観光も快適です。観光客が多くなる時期でもあるので、ホテルやアクティビティの予約は早めにしておくのが良いでしょう。
雨季(11月から4月)
雨季は、スコールが多くなる時期ですが、サヌール観光には意外な魅力もあります。気温は年間を通じて変わらず、平均27〜31℃程度ですが、湿度が高いため蒸し暑く感じることもあります。ただし、サヌールの海は雨季でも比較的穏やかで、ビーチアクティビティは天気の良い時間帯なら十分楽しめます。
スパやエステでリラックスしたり、美術館巡りを楽しむにはおすすめなシーズンです。雨が降る時間帯は短いスコールが多く、1日中降り続くことは少ないため、観光を工夫すれば十分に楽しめます。静かに過ごしたい方や、リーズナブルにバリを楽しみたい方にはおすすめのシーズンです。

サヌール観光スポットおすすめ10選

サヌールには観光としての見どころもたくさんあります。サヌール観光におすすめなスポットをピックアップしました。
シンドゥ市場
シンドゥ市場(Sindhu Market)は、バリの食材や手作りの工芸品を売っているローカルマーケットです。「サヌールの台所」といってもいいくらい、人々にとっては重要な場所です。新鮮な果物や野菜、スパイス、そしてバリの人々が作る工芸品を見つけることができます。
サヌールの人々の日常を垣間見るなら、早朝に訪れるのがおすすめです。清潔に整備された市場で、観光客もよく訪れています。夕方以降は夜市が立つので、B級グルメを楽しむこともできますよ。
バリ・ドルフィン(ドルフィンロッジ)
バリ・ドルフィンは、海洋哺乳類と接触する体験ができる施設です。玄関口はスランガン島にあり、そこからボートに乗ってアクセスします。
ここでは、イルカと写真撮影したり、一いっしょに泳いだりできます。 その愛らしさと知能を間近で体験できるため、人気のスポットとなっています。
カランビーチ
カランビーチ(Karan Beach)は、サヌールで最も美しいビーチの一つで、白い砂浜と青い海が広がっています。日中はシュノーケリングやサーフィンを楽しむことができ、夕方には美しい夕日を見ることができます。
また、早朝はヨガスポットとしてもよく知られています。ヨガは無料で体験できるので、初めての方も試してみてほしいです。
サヌールビーチ
サヌールビーチ(Sanur Beach)は、白い砂浜と透明な海水が特徴のビーチです。穏やかな波のため、家族連れに人気で、ウォータースポーツやリラクゼーションにぴったりです。朝日や夕暮れの風景は、誰もがはっとするような美しさです。
ビーチパラソルやビーチチェアが並ぶ砂浜の向こうに、カラフルなボートが浮かぶエメラルドグリーンの海が広がります。刻々と色を変える空を背景に、ビーチでぼんやりするのも素敵ですよ。
ビーチに沿って整備されているサヌール遊歩道には、お土産屋さんやカフェ、レストランも点在しています。海外からの長期滞在者も多いため、クオリティの高い多国籍レストランが軒を連れています。 海風を感じながら、各国の美味しい料理を楽しむこともできるのです。

サクナン寺院
サクナン寺院は、サヌールで最も歴史のある寺院の一つで、バリ・ヒンドゥー教の聖地として知られています。特に満月や新月の時期には、多くの現地の人々が訪れ、荘厳な雰囲気に包まれます。美しい石彫りやバリ特有のガルーダ像が並ぶ境内は、写真映えするスポットとしても人気。
静かで落ち着いた場所なので、歴史や文化に興味がある方や、スピリチュアルな体験を求める方におすすめです。寺院内に入る際は、サロン(腰巻き)の着用が必要ですが、入口でレンタルできます。入場は無料ですが、寄付を求められることがあるため、小額のルピアを用意しておくと良いでしょう。
ル・メイヨール博物館
ル・メイヨール博物館は、ベルギー人画家アドリアン・ル・メイヨールが暮らし、制作活動を行っていた邸宅を改装した美術館です。彼が愛したバリの風景や女性を描いた絵画が展示されており、伝統と西洋文化が融合した独特の世界観を楽しめます。
館内には、美しい庭園やバリらしい建築様式の建物があり、ゆったりとした雰囲気の中で芸術鑑賞が可能。アート好きな方や、落ち着いた空間を求めるカップルや夫婦旅行におすすめです。入場料は50,000ルピア(約500円)、開館時間は8:00~15:30(日曜・祝日は休館)となっています。比較的静かな環境で、サヌールの歴史や芸術に触れられる貴重なスポットです。
アルタセダナ・サヌール
アルタセダナ・サヌール(Arta Sedana Sanur)は、2019年にオーナーが変わって名前が変更されています。以前はハーディーズ・サヌール(Hardy’s Sanur)として親しまれていました。
サヌール地区最大のスーパーマーケットで、ローカルフードから日用品まで、あらゆるものが手に入ります。ローカルフードやお土産の探索におすすめです。 ホテルの中には無料送迎バスを運行しているところもあります。
パンタイ・インダ・ビーチ
サヌールの穴場的なビーチで、観光客が少なく、ローカルな雰囲気を楽しめるのが魅力。遠浅の海と穏やかな波が特徴で、小さな子ども連れの家族旅行にもぴったりです。ビーチ沿いにはワルン(食堂)が点在し、新鮮なシーフードをリーズナブルな価格で楽しむことができます。
また、朝日を望めるスポットとしても知られ、早朝の散歩やサイクリングをするのにもおすすめ。静かに過ごしたい方や、観光地の喧騒を避けてローカルな雰囲気を味わいたい方に向いています。
ケバラ・ケラミック
バリ島の伝統的な陶器を扱う工房で、すべて手作業で作られる美しい陶器が並びます。ここでは、観光客向けに陶芸体験も提供しており、自分だけのオリジナル作品を作ることができます。料金は一人150,000ルピア(約1,500円)程度で、作った作品は後日受け取るか、海外発送も可能。
工房内のギャラリーでは、食器やインテリア雑貨が販売されており、おしゃれなデザインの陶器を探している方にもおすすめです。カップルや家族旅行での体験型観光にぴったりのスポットです。
ULUWATU
ウルワツ(ULUWATU)は、バリ島で人気のブランドです。バリの伝統的なテキスタイルや服を見つけることができます。
デザインは伝統的なものからモダンなものまで幅広く、バリ島旅行の記念品としてもおすすめです。肌触りのよい綿製品やレース素材が人気で、ワンピースやトップスなどの衣料品のほか、リネン類やクッションカバーなども扱われています。

サヌール観光のおすすめのホテル

サヌール地区はバリ島の人気の観光地であり、多くの素晴らしいホテルやリゾートがあります。宿泊先を選ぶ際には、最新のレビューと評価をチェックすることをおすすめします。
ホテルはサヌール地区で一般的に評判が良く、高評価のレビューを受けている宿泊施設を紹介してます。
マヤ サヌール リゾート&スパ(Maya Sanur Resort & Spa)
海岸沿いに位置するこのリゾートは、スパ、複数のプール、そして美しい客室を提供しています。日本人観光客からも高い評価を受けていることで知られています。館内には、和食を含む複数のレストランとバー、フィットネスジム、ヨガスタジオがあり、快適な滞在空間を演出します。
空港から車で約30分という便利な立地で、クタビーチまでは25分程度の距離です。1泊2日の料金は約3,000,000ルピア(約30,000円)~で、贅沢なリゾートステイを求める方におすすめです。
グリヤ サントリアン ビーチ リゾート(Griya Santrian)
伝統的なバリの雰囲気を残しつつ、落ち着いた滞在が楽しめるビーチリゾート。美しい庭園に囲まれたプールや、白砂のビーチに面したロケーションが魅力です。ファミリー向けの設備が充実しており、小さな子ども連れの家族旅行にもぴったり。
リゾート内のスパでは、バリ式マッサージが体験できるのもポイント。1泊2日の料金は約1,800,000ルピア(約18,000円)~と、手頃な価格でリゾート気分を味わえます。空港からは車で20分、サヌール市街までは約15分の場所に立地しています。
インターコンチネンタル バリ サヌール リゾート(InterContinental Bali Sanur Resort, an IHG Hotel)
サヌールの静かなビーチ沿いに佇む、落ち着いた雰囲気のラグジュアリーホテル。全室スイートルーム仕様で、広々とした客室が魅力。特にカップルや夫婦旅行におすすめで、プライベート感を重視した滞在が楽しめます。
ホテル内のレストランでは、新鮮なシーフード料理を堪能でき、ロマンチックなディナーにもぴったり。1泊2日の料金は約3,500,000ルピア(約35,000円)~で、贅沢な時間を過ごしたい方におすすめです。ゴルフコースが近くにあり、空港からも30分とアクセスしやすい立地です。
ハイアット・リージェンシー
サヌールの中心部に位置し、アクセスの良さと快適なリゾート施設が魅力のホテル。広大なガーデンに囲まれた敷地内には、大きなラグーンプールやフィットネスセンターが完備されており、家族旅行にもぴったりです。
ビーチフロントのレストランでは、インターナショナル料理を楽しめ、朝食ビュッフェの種類も豊富。1泊2日の料金は約2,500,000ルピア(約25,000円)~で、バランスの取れた高級リゾートを求める方におすすめです。
サヌール観光の移動手段
サヌールビーチ周辺を散策するだけなら徒歩でも十分観光できますが、少しお出かけするなら交通手段を確保したいですね。
観光客がよく使うのはタクシーですが、それ以外にも利用できる交通手段があります。 サヌール観光に便利な交通手段を説明します。

タクシー
タクシーは便利かつ快適な移動手段です。サヌールでは、公式のブルーバードタクシーがあります。。空港からサヌールまではエアポートタクシーで約200,000ルピア(約2,000円)、市内移動なら50,000~100,000ルピア(約500~1,000円)程度が目安です。青い車体の「ブルーバードタクシー」はメーター制で安心して利用でき、ドライバーの対応も比較的良いと評判です。
一方で、流しのタクシーにはメーターを使わず交渉制のものもあり、割高になることがあるため注意が必要です。短距離の移動には便利ですが、観光で何か所も回る場合は、カーチャーターや配車アプリを活用する方がコストパフォーマンスが良いこともあります。

カーチャーター
観光客向けに特別なプランを提供しているカーチャーターサービスも利用できます。ドライバーが1日中あなたの案内人となり、バリ島の観光スポットに連れて行ってくれます。
1日(8時間)のチャーター料金は600,000~900,000ルピア(約6,000~9,000円)が相場で、ドライバー付きなので言語の心配もなく、目的地までスムーズに移動できます。複数の観光スポットを効率よく回りたい人にピッタリの交通手段です。

Grab
サヌールでは、配車アプリのGrab(グラブ)も一般的な移動手段として利用できます。料金が明確で、タクシーよりも安く移動できることが多いのがメリット。例えば、サヌール市内の短距離移動なら20,000~50,000ルピア(約200~500円)、空港からサヌールまでの移動は120,000~150,000ルピア(約1,200~1,500円)程度です。
アプリで目的地を入力するだけで簡単に呼べるため、料金交渉が苦手な方にも安心。バイクタクシー(GrabBike)も利用でき、渋滞時でもスムーズに移動できるのが特徴。ただし、ホテルや観光スポットによってはGrabの乗り入れが制限されている場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
レンタルバイク
サヌール観光を自由に楽しみたい方には、レンタルバイクも選択肢の一つです。レンタル料金は1日あたり50,000~80,000ルピア(約500~800円)と安く、ガソリン代も1回の給油で10,000~20,000ルピア(約100~200円)程度なので、コストを抑えながら移動できます。ビーチ沿いや細い路地を気軽に走れるため、気ままな一人旅やカップルでの旅行にもおすすめ。
ただし、バリ島ではヘルメットの着用が義務付けられており、無免許運転には厳しい罰則があるため、国際免許を持っていることを確認しましょう。また、交通ルールが日本と異なるため、運転に慣れていない方や初めてのバリ旅行にはあまりおすすめできません。
サヌールの治安
バリ島サヌールは、観光客に優しく比較的治安が良いエリアとして知られています。穏やかな雰囲気の中で、夜間も比較的安全に散策できます。ただし、観光地特有の軽犯罪には注意が必要です。
貴重品を肌身離さず持ち歩き、目立つ所に置かないよう心掛けましょう。警察のパトロールも定期的に行われており、滞在者の安心感を高めています。

サヌール観光の服装

サヌール観光では、南国ならではの暑さや強い日差しを考慮した服装選びが重要です。涼しく快適に過ごせる服装に加え、サングラスや帽子、ビーチサンダルなどのアイテムを活用することで、観光をより快適に楽しめます。紫外線対策や移動のしやすさを考慮したアイテムを選ぶのがポイントです。
服装
サヌールは年間を通して気温が27~31℃と高いため、通気性の良い服装が基本です。リネンやコットン素材の軽やかな服を選ぶと、暑さを和らげながら快適に過ごせます。Tシャツやタンクトップにショートパンツやロングスカートを合わせるのが定番のスタイル。
寺院を訪れる際は肌の露出を控える必要があるため、羽織れる薄手のシャツやサロン(腰巻き)を持参すると便利です。夕方以降は海風で涼しくなることもあるので、軽めのカーディガンやストールを持っておくと快適に過ごせます。
サングラス
サヌールの陽射しは強いため、サングラスは必須アイテムです。特に日中のビーチや屋外観光では、紫外線対策としてUVカット機能のあるものを選びましょう。偏光レンズのサングラスを使用すると、海面の反射光を抑え、視界がクリアになるのでおすすめです。
デザインは顔にフィットするものを選ぶと、風が強い日でも落ちにくく安心。サヌールのマーケットでは、おしゃれなサングラスが手頃な価格で販売されているため、現地で購入するのも良い選択肢です。ただし、安価なものはUVカット機能が不十分な場合もあるため、品質を確認して選びましょう。
帽子
長時間の屋外観光やビーチで過ごす際には、帽子があると熱中症や日焼け対策になります。つばが広めのストローハットやコットンハットは、顔や首元をしっかりとカバーできるためおすすめ。動き回ることが多い場合は、風で飛ばされにくいキャップタイプの帽子が便利です。
特にビーチ沿いでは風が強いことがあるため、顎紐付きのものや、調整できるデザインを選ぶと快適に過ごせます。サヌールのショップやマーケットでは、バリ島らしいデザインの帽子も多く販売されており、お土産として購入するのもおすすめです。
ビーチサンダル
サヌールのビーチや街歩きには、軽くて履きやすいビーチサンダルが便利です。ゴム製や防水素材のサンダルを選ぶと、海辺でも濡れる心配がなく快適に歩けます。また、長時間歩く場合は、クッション性のあるものや、足にフィットするストラップ付きのタイプを選ぶと疲れにくくなります。
観光時にはスニーカーやスポーツサンダルを履き、ビーチに行く際にビーチサンダルを持参するのも良い方法です。サヌールのショップでは、現地ならではのデザインのビーチサンダルも販売されているため、おしゃれな一足を探すのも楽しみの一つになります。
サヌール観光の持ち物
サヌールでの観光を快適に楽しむためには、アクティビティ用のアイテムやヘルスケアグッズを準備しておくと便利です。特にビーチアクティビティや屋外での観光が多いため、日焼け対策や虫除け、リラックスできるアイテムを持っていくと、より快適な時間を過ごせます。サヌール観光に持参すると便利な持ち物には次のようなものがあります。
「バリ島旅行の持ち物リスト。絶対に持って行くべきものから、あると便利なものまで」にてより詳しい持ち物を紹介します。

アクティビティ関連
シュノーケル用具
サヌールの海は遠浅で波が穏やかなので、シュノーケリングを楽しむにはベストな環境です。レンタルもありますが、自分のシュノーケルセットを持参すると衛生的で安心。特に曇り止め加工が施されたマスクや、フィット感の良いシュノーケルを選ぶと快適に泳げます。
足ヒレ(フィン)があると、少し沖に出る際にもスムーズに移動できるのでおすすめ。シュノーケリングスポットとしては、マタハリ・テルビットビーチや、少し足を延ばしてレンボンガン島の透明度の高い海が人気です。

ビーチマット
サヌールのビーチは、のんびりと過ごせるスポットが多いため、ビーチマットを持っていると便利です。ビーチチェアのレンタルもありますが、ローカルビーチでは用意されていないことがあるため、特にフリーでビーチを楽しみたい方におすすめ。
防水タイプのマットなら、濡れた砂の上でも快適に使用でき、折りたたんでコンパクトに収納できるものが持ち運びに便利です。サヌールの朝日は特に美しいため、朝早くからビーチでリラックスしたい方にもオススメなアイテムです。
ヨガマット
サヌールでは、朝のビーチヨガが人気のアクティビティの一つです。砂浜の上で行うヨガはリラックス効果が高く、朝日を浴びながらのんびりとストレッチするのは最高の気分転換になります。
ホテルのヨガクラスに参加する場合はマットを貸し出してくれることが多いですが、個人で自由にヨガを楽しみたい場合は、自分のマットを持参すると便利です。軽量で折りたたみ可能なタイプなら、旅行バッグにも収まりやすく、ビーチやホテルの庭でも活用できます。
ヘルスケア
日焼け止め
バリ島の日差しは日本よりきついため、油断しているとあっという間に日焼けしてしまいます。紫外線対策はしっかり行いましょう。
できればSPF値が50以上のものがおすすめ。マリンアクティビティを楽しむなら、ウォータープルーフのものが必須です。
虫除けスプレー
バリ島は熱帯気候のため、蚊が多く、特に夕方以降は刺されやすくなります。デング熱などの感染症を予防するためにも、虫除けスプレーは持っておくと安心。DEET(ディート)成分を含むものは効果が高いですが、肌が敏感な方や子どもには、ハーブ系のナチュラルスプレーがおすすめです。
サヌールのビーチや公園、屋外レストランなどでは蚊に刺されやすいため、こまめにスプレーを塗り直すと効果的です。ホテルやレストランでも虫除けキャンドルを使用しているところが多いですが、個人で対策をしておくとより快適に過ごせます。
サヌール観光の注意点
トラブルなしで楽しい旅にするためには、いくつかの注意点があります。サヌール観光における注意点をまとめました。
安全対策としての海外旅行保険
バリ島では、思わぬトラブルに備えて海外旅行保険に加入しておくことが重要です。特にサヌールではシュノーケリングやカヤックなどのアクティビティを楽しむ方が多く、万が一の事故やケガに対応できる保険が役立ちます。
また、バリ島の医療機関は設備が整っていないこともあり、重症の場合は海外の医療施設に搬送されるケースもあります。盗難やスリの被害もゼロではないため、手荷物や貴重品の補償が含まれたプランを選ぶと安心。クレジットカードに付帯する保険もありますが、適用条件を確認し、不足があれば追加で加入しておくと良いでしょう。
熱中症対策
サヌールは年間を通じて気温が27〜31℃と高く、湿度も高いため、熱中症対策が必要です。特に日中のビーチや屋外観光では、こまめに水分補給をすることが大切。現地のコンビニやスーパーではミネラルウォーターが安く手に入るため、常に携帯しておくと良いでしょう。
帽子やサングラス、日焼け止めを活用し、直射日光を避けることも重要です。また、観光中に体調が悪くなった場合は、無理をせず涼しい場所で休憩を取りましょう。屋台やローカルレストランでは氷入りの飲み物を避けるなど、衛生面にも気を配ると安心です。
シーンにあった服装を
ビーチリゾートを楽しむなら、水着で歩き回っても問題ありません。しかし、寺院など宗教的な場所への訪問時には適切な服装を心掛けるようにします。
バリの人々は敬虔なバリヒンドゥー教徒が多く、神聖な場所に対しては敬意を払うように求められます。必要に応じてサロンを巻くなど、現地の習慣を尊重しましょう。
言語
サヌールでは観光客向けのホテルやレストランでは英語が通じますが、ローカルなワルン(食堂)や市場ではインドネシア語しか通じないこともあります。簡単なインドネシア語のフレーズを覚えておくと、現地の人とのコミュニケーションがスムーズになります。
「ありがとう(テリマカシ)」や「いくらですか?(ベラパ ハルガニャ?)」など、基本的な表現を覚えておくと便利です。また、配車アプリGrabやGoogle翻訳を活用することで、言葉の壁を克服しやすくなります。
自然保護に協力しよう
サヌールの美しいビーチや海を守るために、観光客として環境保護に配慮することが大切です。特にプラスチックごみの削減が課題となっており、使い捨てのペットボトルやビニール袋の使用を控え、エコバッグやマイボトルを持参すると良いでしょう。
また、シュノーケリングやダイビングの際には、サンゴを傷つけたり、魚に餌を与えたりしないよう注意が必要。ビーチでのポイ捨ては厳しく禁止されており、現地の清掃活動に参加するエコツーリズムも増えています。自然と共存する観光を心がけましょう。
貴重品の管理
サヌールは比較的治安が良いエリアですが、観光客を狙ったスリや置き引きには注意が必要です。ホテルのセーフティボックスに貴重品を預けるか、外出時には最低限の現金とコピーしたパスポートを持ち歩くようにしましょう。
特にマーケットや人混みの多い場所では、リュックやショルダーバッグは前に持つなどの対策をすると安心です。また、レストランやビーチでスマートフォンや財布を無防備に置いておくと盗難のリスクがあるため、常に身につけるようにしましょう。

ぼったくり対策
サヌールでは、観光客向けのタクシーや市場での買い物で、ぼったくりに遭う可能性があります。特にメーターを使わないタクシーでは料金を事前に確認し、配車アプリ(Grab)を利用するのが安全です。市場では値札がないことが多いため、最初に提示された金額をそのまま支払わず、値段交渉をするのが一般的です。
価格相場を知るためにも、複数の店を見て回るのがおすすめです。また、「ちょっと高すぎる(マハル スカリ)」と軽く伝えるだけでも、値引きしてくれることが多いので試してみましょう。
交通ルール
バリ島の交通ルールは日本と異なり、道路は左側通行ですが、信号や横断歩道が少なく、バイクや車が無秩序に走ることがあります。特に交差点では歩行者優先のルールがなく、道路を渡る際には注意が必要。現地の人の流れに合わせて慎重に渡ると安全です。
また、レンタルバイクを利用する場合は国際免許証が必要で、無免許運転は罰金の対象となるため注意しましょう。ヘルメットの着用が義務付けられており、違反すると取り締まりの対象になります。
まとめ
穏やかな海、美しいビーチ、文化的な体験、美味しい料理など、サヌールにはさまざまな魅力が溢れています。旅行者にとっては、穏やかで落ち着いた休暇を過ごすための理想的な目的地であり、バリ島の美しさを十分に感じることができます。
バリ島を訪れる際は、是非この素晴らしい町、サヌールに立ち寄ってみてください。