宝石のようにインド洋のエメラルド色の海面に映えるバリ島の南端、ウルワツ寺院は言葉で表現しきれないほどの美しさと神秘性を併せ持つ、まさに楽園の楽園と呼べる場所です。
その景観は、絶壁の上にそびえ立つ壮大な岩壁と波打つ海の間に広がる一面の緑と、遥か地平線の彼方まで続く広大な海原の風景が鮮やかに描き出されています。
その美しい自然と融合したサンセットの一瞬は、観る者すべてを感動の渦に巻き込みます。このウルワツ寺院は、バリヒンドゥー教の重要な教会のひとつであり、古代から今日に至るまで、信仰と祈りの場所として人々に愛されています。
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ウルワツ寺院とは
ウルワツ寺院は、その壮大な景観と独特な文化で知られる、インドネシアのバリ島に位置する重要なヒンドゥー教の聖地です。
名前はバリ語で「岩の先端」を意味し、その名の通り、崖の端にそびえ立つ寺院は、まさに自然と宗教の完璧な調和を体現しています。
ウルワツ寺院の歴史は11世紀にまでさかのぼることができます。インド洋の絶壁の上に建てられたその絶景は、訪れる者を圧倒する力強さがあります。
ウルワツ寺院の魅力
ウルワツ寺院の魅力は何と言ってもその絶景でしょう。海に面した高さ70メートルの崖の上に立っていると、まるで空と海が一体化しているかのように感じます。
また、寺院はヒンドゥー教の伝統と神秘性に満ち、深い宗教的な価値を持っています。夕方には、寺院でケチャックダンスが披露され、そのエネルギッシュなパフォーマンスは訪れる人々を魅了します。
地元の猿たちの存在も忘れてはいけません、彼らはこの場所の魅力を更に引き立てています。
ウルワツ寺院は島のパワースポット
ウルワツ寺院はバリ島のパワースポットとしても有名です。この寺院でこの寺院でポジティブなエネルギーを得ようと、毎日多くの旅行者が参拝にやってきます。
バリヒンドゥにはブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの3つの神がいますが、その神々の力がここに集約されると信じられています。またこの寺院は海の精霊から島を守るためにも機能しています。
ウルワツ寺院を訪れる際に気をつけたいことがあります。
まず服装は肌を露出しているものは、NG です。
袖なしのトップスやミニスカートなどは控えるようにしてください。肌の露出度が高い服装した人は寺院の中に入ることができません 。
入り口で腰布を購入することができますので、スタッフに尋ねてみてください。ウルワツ寺院は、地元の人にとってそれだけ神聖な場所だということなのです。
ウルワツ寺院の見どころ
壮大な絶壁とインド洋のパノラマ
ウルワツ寺院の最大の見どころは、寺院から広がる壮大な絶壁とインド洋のパノラマビューです。
寺院は70メートルの崖の上に立つ位置にあり、その場所からの眺めは圧巻の一言です。青い海と空が一体化したような絶景は、まさに神々の景色と言えるでしょう。特に夕日が沈む時間帯の美しさは一見の価値があります。
ケチャダンス(ケチャックダンス)のパフォーマンス
ウルワツ寺院は、毎日夕方に行われるケチャダンスのパフォーマンスでも有名です。100人以上の男性が合唱をしながら、火と踊りで物語を描き出します。
リズミカルな掛け声と躍動するダンスは、観客をバリの神秘的な世界へと引き込みます。このパフォーマンスはウルワツ寺院を訪れた際には必見です。
席取りはお早めに
鑑賞には1人100,000ルピア(約780円)かかります。1時間ぐらい前からチケット販売がはじまりますので、早めに行ってください。繁忙期は、ギリギリに行くと会場に入れないこともありますので、ご注意ください。
チケットを購入したら、随時会場に入れます。夕日がきれいに見える席を確保しましょう。ケチャダンスを見ながら夕日も眺めることができ最高です。ただ日差しが強いので、帽子など持っていくと良いでしょう。
自由気ままな猿たち
ウルワツ寺院の敷地内には、多くの猿が生息しています。彼らは訪れる観光客に対して人懐っこく、時にはいたずらをすることでも知られています。
しかし、それらの行動も含めて、彼らはこの寺院の大きな魅力の一つです。ただし、価値あるものは猿から離さないように注意することが大切です。
ウルワツ寺院のベストシーズン
ウルワツ寺院への訪問に最適なシーズンは、バリ島の乾季である5月から9月までです。
乾季
この期間は雨が少なく、寺院を囲む海は特に美しいブルーを見せてくれます。特におすすめなのは夕方の時間帯です。寺院から見る夕日は絶景で、太陽がインド洋に沈む様子はまさに息をのむ美しさです。
そして、その後のケチャックダンスは、神秘的な雰囲気を一層高めてくれます。
雨季
一方、雨季には夕方に熱帯性の雨が降ることが多いですが、雨が降り続いて観光に出ることができないという状態はまれです。
このため、雨季であってもウルワツ寺院を訪れるのにそれほど差し障りはないと思います。
デンパサールからウルワツ寺院への行き方
バリ島ウルワツ寺院の場所
ウルワツ寺院は、バリ島バドゥン県南クタのペカトゥ村に位置しています。バリ島の南端、ブキット半島の約70メートルの高さの崖の上にあり、インド洋を見下ろしています。
ウルワツ寺院へは車やバイクで簡単に行くことができ、ウルワツ寺院を含むいくつかのガイド付きツアーも用意されています。
行き方概要
デンパサールからウルワツ寺院へのアクセスは、タクシー、カーチャーター、スクーターが便利です。
約30kmの距離で所要時間は、1時間程度かかります。タクシーを利用する場合は、事前に料金の交渉をしておくことをおすすめします。また、クタからバスが毎日運行されているので、そちらを利用することもできます。
バリ島空港(ングラ・ライ国際空港)からウルワツ寺院へ
タクシーまたはプライベートカー行く
バリ島空港からウルワツ寺院へは直線距離で約12キロメートルですが、道路の状況により、通常は車で約1時間の距離となります。
タクシーは空港にたくさんありますが、料金交渉が必要なこと、また空港から遠出すると料金が高くなることに注意が必要です。固定の料金で移動したい場合は、プライベートカーを予約することをおすすめします。
レンタルバイクで行く
バリ島ではレンタルバイクが一般的な移動手段で、価格も比較的安いです。
しかし、バリ島の交通事情は少し混沌としているため、自分で運転する経験や自信がない場合は、この方法はおすすめできません。
バスで行く
Kura-Kura Busという観光バスがバリ島で運行されていますが、空港からウルワツ寺院まで直接行くルートはないため、途中で乗り換えが必要となります。
また、移動時間は2時間以上かかる可能性があります。
宿泊地からウルワツ寺院へ
ほとんどの旅行者はバリ島の主要リゾート地域(クタ、セミニャック、ウブドなど)に宿泊することが多いです。
タクシーまたはプライベートカーで行く
これらの地域からウルワツ寺院へはタクシーまたはプライベートカーで1~2時間(交通状況による)で到着します。宿泊地からタクシーを手配するか、GrabやGoJekなどのライドシェアアプリを利用することができます。
レンタルバイクで行く
バリ島ではレンタルバイクが一般的な移動手段で、価格も比較的安いです。
しかし、バリ島の交通事情は少し混沌としているため、自分で運転する経験や自信がない場合は、この方法はおすすめできません。
バスで行く
Kura-Kura Busという観光バスがバリ島で運行されていますが、空港からウルワツ寺院まで直接行くルートはないため、途中で乗り換えが必要となります。
また、移動時間は2時間以上かかる可能性があります。
ツアーに参加する
バリ島は観光地が広範囲に点在しているため、ツアーに参加するのも一つの方法です。多くのツアーでは、ウルワツ寺院を訪れるだけでなく、その周辺の観光地(タナロット寺院、ケチャダンス観賞など)も回ることができます。
ウルワツ寺院の入場料
ウルワツ寺院の入場料は、
- 外国人の大人:50,000ルピア
- 子ども(3歳から10歳):30,000ルピア
- インドネシア人観光客:30,000ルピア
ファイヤーダンスの鑑賞は150,000ルピア となっています。
この入場料金は2023年現在のものです。 毎年値上がりしているようですので、訪問する際には最新情報をチェックしてください。
ウルワツ寺院訪問のための注意点
ウルワツ寺院は神聖な場所ですので、訪問する際に少し気を付けたい事があります。ウルワツ寺院見学の際の注意点を挙げておきます。
ウルワツ寺院見学の服装
ウルワツ寺院ではバリ島の他の寺院と同様、礼儀正しい服装が必要です。サロン(腰布)は入口でレンタルできます。
露出の高い服装では寺院に入れないことがありますので注意してください。ノースリーブや脚を露出する服装は避けるのが無難です。
サルに注意
海に囲まれたウルワツ寺院の敷地内は広く、サルもいます。ちょっとしたモンキーパーク状態です。観察は楽しいですが、ここのサルたちは眼鏡や帽子などを奪うので注意してください。
ある観光客がサルと一緒に写真を撮ろうとサルの隣に行った瞬間、頭の上にかけていたサングラスをとられてしまいました。
すると、現地のサルを手懐けている女性がやってきてサルにお菓子を渡し、それと引き換えにサングラスが戻ってきました。そしてその女性は観光客にチップを求めました。
サルは物を奪えばお菓子をもらえると知っているので、常に奪えるタイミングを見計らっています。サルの近くを通るときは注意しましょう。
寺院に入れない人
バリ島の寺院はどこもたいていそうですが、以下のような人々は寺院に入ることができません。
- 身内に不幸があった方
- 血が流れるほどの怪我をしている方
- 産後42日以内の方
- 泥酔している方
バリヒンドゥーでは血は汚れたものとして考えられているため、血が流れる怪我をしている人や生理中の女性は神聖な寺院に入ることができないのです。
ウルワツ寺院での体験談
ウルワツ寺院を訪れたことは、忘れられない体験となりました。
断崖絶壁の絶景、ケチャックダンスは忘れがたい印象でした。単なる観光ではなく、バリの歴史や宗教に深く触れることができました。
フレンドリーな地元の売り子から生意気なサルまで、すべての瞬間が面白かったです。
ウルワツ寺院のおすすめ観光スポット3選
スルバンビーチ
洞窟の中を通るユニークな入口で知られるこのビーチは、完璧な波でサーファーを魅了します。波の高さは1から3メートルに達することがあります。
海岸には洞窟やアーチ状の岩が点在し、非現実的な風景を演出しています。また、石や岩の間に天然のプールが形成されている風景も独特です。
スルバンビーチを訪れるのにおすすめのタイミングは干潮時で、広い砂地でリラックスすることができます。
満潮時には波が高く、流れも強いので、子ども連れでの海水浴には向いていません。 混雑を避けるなら早朝がおすすめですが、写真撮影スポットとしては夕暮れ時が人気です。
ガルーダ・ウィスヌ・ケンチャナ文化公園
ガルダ・ウィスヌ・ケンチャナ文化公園は、石から作られた記念碑と静かな公園で構成されています。
もともとは芸術&文化公演、展示会、会議に利用できるスペースとして設計されていますが、観光客にとっては、壮大なサンセット風景が楽しめる絶景スポットとして知られています。
寺院から車ですぐのところにあるこの公園には、バリ島最大の芸術作品のひとつ、ガルーダに乗るヴィシュヌ神の巨大な像があります。
インドネシアの近代彫刻家によるもので、その高さは120メートルです。ガルーダはワシと人間が融合された想像上の生き物ですが、ヒンドゥー教の神ヴィシュヌがこのガルーダに乗っている姿が描かれています。
ジンバランビーチ
ジンバランビーチは特にシーフードダイニングで有名なビーチです。美しいサンセットを楽しむのに最適な静かな雰囲気の場所でもあります。
街自体はとても小さく、メインストリート沿いにマーケットや地元の食堂など、素朴なスポットが多く建ち並びます。ジンバランビーチ沿いにはホテルが並んでいますが、フォーシーズンズやインターコンチネンタルなどの高級ホテルが目立ちます。
バリ島南部のガヤガヤした雰囲気とは異なり、しっとり落ち着いたビーチリゾートとなっています。
まとめ
その絶壁からの眺め、壮大な自然と共に聖なるバリヒンドゥー教の聖地を訪れる体験は、誰もが一生に一度は体験すべきものです。ウルワツ寺院はただ美しいだけでなく、その歴史、信仰、神秘性は訪れる者に深い感動を与えます。この寺院とその周辺地域の美しさは言葉で述べ尽くすことができません。
それは、自分の目で見て、自分の心で感じるべきです。ウルワツ寺院はバリ島の象徴的な観光地であり、その壮大さと美しさ、神聖さを自分の目と心で確認すれば、その価値が理解できるでしょう。
絶対に見逃せないウルワツ寺院の雄大な風景と、その美しいサンセットを体験しませんか?バリ島のウルワツ寺院があなたを待っています。