青い海と空、南国の風、色とりどりの花々が咲き誇るバリ島は、まさに映える瞬間の宝庫です。異国情緒あふれる寺院や絶景カフェ、美しいライステラスなど、思わず写真を撮りたくなるスポットが点在しており、SNS映えを狙う旅行者に大人気。
今回は、バリ島で心ときめくインスタ映スポットをご紹介します。カメラ片手に訪れれば、忘れられない思い出とともに、最高の一枚がきっと撮れるはずです。
バリ島インスタ映えとは

バリ島がインスタ映えする理由は、自然・文化・デザインの美しさがすべて揃っているからです。エメラルド色の棚田や透き通る海、夕日が沈むビーチなど、自然の景色が驚くほどフォトジェニックな観光スポットがたくさんあります。
また、バリ建築の美しい装飾など、文化的背景のある風景が写真に深みを与えます。さらに、おしゃれなカフェやヴィラ、南国らしい色彩も多く、どこを切り取っても絵になるのがバリ島の魅力。バリ島旅行の思い出を写真に残したい人には、まさに理想の目的地です。


バリ島インスタ映えビーチ
バリ島には世界中の旅行者を魅了する美しいビーチが点在しており、インスタ映えスポットとしても高い人気を誇ります。
透き通る海や真っ白な砂浜、そして夕暮れ時のロマンチックな風景は、カメラを向けずにはいられないほど。今回は、特におすすめのフォトジェニックなビーチを厳選してご紹介します。

ヌサドゥアビーチ

高級リゾートが建ち並ぶヌサドゥアエリアに位置するヌサドゥアビーチは、整備が行き届いた美しい砂浜と穏やかな波が魅力のビーチです。遠浅で透明度の高い海は、水面に空の青さが映り込むほどクリア。
朝の時間帯は人も少なく、静けさと光のコントラストが写真に映えるベストタイムです。ビーチ沿いにはヤシの木が並び、まるでポストカードのような一枚が撮影できます。白い砂浜を背景にしたジャンプショットや、リゾートホテルのインフィニティプールと海を組み合わせた構図も観光スポットとして人気です。


ジンバランビーチ

ジンバランビーチは、サンセットが美しいことで知られるビーチで、夕暮れ時に訪れると空と海がオレンジ色に染まり、まさにインスタ映えの絶景が広がります。ビーチ沿いにはシーフードレストランが並び、砂浜に並ぶテーブルから夕陽を眺めながらのディナーも人気。
特に、陽が沈む直前の黄金色に輝く時間帯は、人物と一緒に撮影することでドラマチックな写真が完成します。波打ち際を歩くシルエットや、夕陽を背景にした後ろ姿など、ロマンチックな構図がたくさん狙えます。

クリンキンビーチ

バリ島南西部、ペニダ島にあるクリンキンビーチは、断崖絶壁の上から見下ろすダイナミックな絶景が話題のスポットです。エメラルドグリーンの海と恐竜の背中のような形をした岩「T-Rexロック」は、インスタで一躍有名に。崖の上から全景を写すパノラマショットは、訪れた証とも言える一枚になります。
体力に自信がある人は、ビーチまでの急な階段を降りて、波の迫力を間近に感じながらの撮影もおすすめ。自然の壮大さと非日常感が詰まった、まさにフォトジェニックな場所です。

パダンパダンビーチ

ウルワツエリアにひっそりと佇むパダンパダンビーチは、岩に囲まれた隠れ家のような雰囲気が魅力の小さなビーチです。岩のトンネルを抜けてたどり着くこの場所は、まるで秘密のスポットのようで、写真に収めるとその特別感が伝わってきます。
透明度の高い海と白砂のコントラスト、そして自然の岩壁がつくる影と光のコラボレーションは、インスタ映え抜群。朝方は人が少なく、幻想的な雰囲気の中で静かに撮影を楽しむことができます。サーファーたちの姿も、写真にアクセントを添えてくれます。
バリ島インスタ映え寺院
バリ島には、自然と調和した美しい寺院が数多く点在しており、スピリチュアルな空気とともに、息を呑むような景観を楽しめます。それぞれの寺院には独自の歴史や風習があり、写真映えするポイントもいっぱい。
荘厳な建築美、神秘的な霧、湖に映る逆さ寺など、インスタ映えを狙えるシーンが盛りだくさんです。ここでは、特に撮影におすすめの寺院を厳選してご紹介します。
ランプヤン寺院

「天空の寺」とも呼ばれるランプヤン寺院は、バリ島東部に位置する絶景スポット。特に有名なのが「天国の門」と呼ばれる石の門で、正面にアグン山がそびえ立ち、その風景を背景に撮る写真はインスタで爆発的に拡散されました。
門の下に鏡を使って反射を演出する撮影が人気で、まるで水面に立っているような神秘的な写真が撮れます。朝方は霧がかかることもあり、より幻想的な雰囲気を演出できます。並ぶことも多いため、早朝の訪問がおすすめです。

ゴア・ラワ寺院

ゴア・ラワ寺院はバリ島東部にある海沿いの寺院で、「蝙蝠の洞窟」という意味を持ちます。名前の通り、洞窟の中には無数のコウモリが棲んでおり、自然と信仰が融合した独特の空間が広がります。
寺院の黒い石造りの建築と、洞窟の自然な造形の組み合わせがフォトジェニックで、昼間でも神秘的な雰囲気が漂います。夕方になると、コウモリが一斉に飛び立つ瞬間を撮影できることもあり、動きのある写真を狙いたい方にもおすすめです。
ブサキ寺院

バリ・ヒンドゥー教の総本山ともいえるブサキ寺院は、アグン山の中腹約1,000メートルの高さに位置し、「母なる寺」として敬われています。寺院群は30以上の小寺院で構成され、壮麗な石段や塔が並ぶ風景は圧巻。
高所にあるため、晴れた日には雲海とともに寺院を捉えることができ、まるで天空の城のような写真が撮影できます。伝統衣装を着て撮ると、一層インスタ映えするショットに仕上がりに。朝方や曇り空も、ドラマチックな効果を生み出してくれます。

ウルワツ寺院

バリ島南端の断崖絶壁に建つウルワツ寺院は、インド洋を望む劇的なロケーションが魅力の寺院です。夕暮れ時には、崖に沈むサンセットと寺院のシルエットが絶妙に重なり、インスタ映え間違いなしの構図に。
サンセットタイムにはケチャダンスも行われており、踊りと自然、信仰が一体となった幻想的なシーンをカメラに収めることができます。断崖の縁から海と空を背景に、人物をシルエットにして撮る写真も人気です。


タナロット寺院

タナロット寺院は、海に浮かぶように建てられたバリ島屈指の観光スポット。満潮時にはまるで孤島のように見え、干潮時には陸続きになって歩いて近づくこともできます。特に人気なのが、夕焼けをバックにシルエットで写すショット。
空と海のグラデーションが寺院を包み込み、幻想的な一枚が撮影できます。岩場の上からの俯瞰構図や、波が砕ける瞬間を捉えるアングルもおすすめで、自然と建築美のコントラストが際立ちます。

ウルン・ダヌ・ブラタン寺院

ブラタン湖に浮かぶように建てられたウルン・ダヌ・ブラタン寺院は、バリ島中部の避暑地・ベドゥグルに位置し、湖面に映る逆さ寺の写真がインスタ映えすると話題に。早朝には湖が静まり、鏡のように寺院を映し出す幻想的な風景が広がります。
周囲は山々に囲まれ、霧が立ち込めることも多く、スピリチュアルな雰囲気がより強調されます。水面ギリギリからローアングルで撮ると、浮いているような神秘的な写真が撮れるのも魅力です。
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院

バトゥール湖とアバン山に囲まれたウルン・ダヌ・バトゥール寺院は、自然と融合したロケーションが印象的な寺院です。広大な境内には色とりどりの供物や飾りが並び、鮮やかな写真が撮れるポイントが多数あります。
朝には湖の上に霧が漂い、神殿が浮かんで見えるような幻想的な景色が広がります。寺院の背後にそびえるバトゥール山との構図や、花々と一緒にフレームに収めるスタイルが人気。神聖な空気感と美しい自然の融合した、唯一無二の写真を撮りに行ってみてください。


バリ島インスタ映えナチュラルスポット
バリ島は美しいビーチや寺院だけでなく、自然そのものが芸術のような絶景を作り出すスポットも数多く存在します。
緑豊かな渓谷、神秘的な滝、広大なライステラスなど、カメラを向けるだけでまるでポストカードのような写真が完成。ここでは、ナチュラルで非日常的なインスタ映え写真が撮れるおすすめの自然スポットをピックアップしてご紹介します。

バリ・スウィング

ウブド郊外にあるバリ・スウィングは、まさにインスタ映えの代名詞ともいえるスポット。ジャングルの中に張り巡らされた巨大ブランコに乗って、大空を舞うような写真が撮れることで世界中の旅行者に人気です。ブランコの高さは10メートルから78メートルまであり、スリルと絶景を同時に楽しめます。
おすすめはドレススタイルでの撮影。風でドレスがなびく瞬間を捉えれば、まるで映画のワンシーンのようなドラマチックな写真が撮れます。午前中は逆光になりにくく、光の入り方も柔らかいため、美しい自然光での撮影におすすめです。


キンタマーニ高原

標高約1,400メートルに広がるキンタマーニ高原は、涼しい気候と壮大な自然景観が魅力のエリア。バトゥール山とバトゥール湖を一望できるビュースポットでは、雲の上にいるような幻想的な写真が撮れます。特に早朝は朝霧と朝焼けが重なり、神秘的な風景が広がります。
展望レストランやカフェも点在しており、バリコーヒーを片手に絶景を背景にした一枚もおすすめ。パノラマ構図で広がりを出すことで、自然の壮大さが際立つ写真に仕上がります。


トゥカッド・チュプン滝

バリ島の中でも神秘的な雰囲気が漂うトゥカッド・チュプン滝は、洞窟の奥に光が差し込む幻想的な空間が最大の魅力。水が流れ落ちる岩の間から太陽光がスポットライトのように差し込み、人物を中心にした撮影では、まるで舞台のような一枚に仕上がります。
午前10時前後が光の入り方のベストタイムで、光の筋がくっきりと現れます。静けさに包まれた中での撮影は、非日常感と神秘性を同時に感じさせるインスタ映えショットになります。
ジャティルイのライステラス

世界遺産にも登録されているジャティルイのライステラスは、広大な棚田がどこまでも続く絶景スポット。標高約700メートルの丘陵地に広がる田園風景は、季節や時間帯によって色合いが変化し、様々な表情を見せてくれます。
朝のやわらかい光に照らされる緑の絨毯や、夕暮れ時に赤く染まる棚田など、時間を選んで訪れるとより印象的な写真が撮影できます。上空からドローンで撮影すると、幾何学模様のような棚田の美しさが際立ちます。

テガララン・ライステラス

ウブドの北に位置するテガラランのライステラスは、階段状に広がる棚田の曲線美が魅力の人気スポット。観光客に開かれたエリアのため、撮影用のブランコや鳥の巣型の展望台など、インスタ映えを意識した仕掛けも充実しています。鮮やかな緑と空の青のコントラストが美しく、人物を小さく配置すると壮大さが際立つ構図に。
朝は光が柔らかく、霧が残っていることもあり、より幻想的な雰囲気が写真に反映されます。自然と一体になった癒しの空間で、心も写真もリフレッシュできるスポットです。

バリ島おすすめインスタ映えスポット
バリ島には、ビーチや寺院、自然だけではなく、写真に残したくなる独特の美しさを持つ場所がまだまだあります。王族の離宮やローカルに親しまれる温泉など、少し足を延ばすだけで、非日常を感じられる絶景と出会えるのも魅力のひとつ。ここでは、観光と撮影を同時に楽しめる、とっておきのインスタ映えスポットを厳選してご紹介します。

ティルタガンガ

バリ島東部に位置するティルタガンガは、かつての王族が建てた水の宮殿で、美しい池と庭園が広がる静寂のオアシスです。特に人気なのが、池の中に浮かぶ石のステップの上を歩くシーン。池には色とりどりの鯉が泳ぎ、背景には緑の丘や塔が映り、どこを切り取っても絵になる風景が広がります。
早朝や曇りの日は、水面が鏡のように静まり、より幻想的な写真が撮影できます。水に映る姿と一緒に写すと、神秘的な一枚に仕上がります。カラフルな衣装を着て訪れるのもおすすめです。

タマンウジュン

タマンウジュンは、バリ島東部のカランガッサムにある水の宮殿で、王族の別荘として使われていた優雅な施設です。ヨーロッパとバリの建築様式が融合した建物と、広大な池、長い回廊が特徴で、まるで中世の映画に登場しそうな風景が広がります。
撮影のポイントは、池に架かる橋やパビリオンの下で、シンメトリーを意識した構図にすると非常に映えます。また、建物の高台から見下ろす庭園の景色も壮観。ドレスアップしての撮影やカップルフォトにもぴったりのロマンチックなスポットです。

バンジャール温泉

バリ島北部に位置するバンジャール温泉は、ローカルにも人気のある歴史ある温泉施設で、石造りの湯船と龍の口から湧き出る湯が特徴です。黄緑色に輝く温泉水と、苔むした石壁が独特の雰囲気を醸し出し、スパリゾートとは異なる自然美を感じさせるフォトスポットです。
特に人気なのが、龍の口から流れ落ちるお湯の下で撮るシーン。湯気が立ちのぼる中、のんびりとした姿を写すことで、癒しと異国感を表現できます。日中でも木陰が多いため、柔らかい自然光での撮影が楽しめるのもポイントです。
バリ島インスタ映えベストシーズン

バリ島は一年を通して温暖な気候に恵まれていますが、撮影にベストな時期を選ぶことで、より美しい景色を楽しめます。特に乾季は晴天が続き、自然の色彩が一層鮮やかに。
雨季や祭礼の時期も、他の季節にはないドラマチックな写真が撮れるため、実は“映え”の宝庫です。ここでは、それぞれのシーズンの魅力とおすすめ理由をご紹介します。

乾季
バリ島の乾季は5月から10月頃まで続き、降水量が少なく、気温は日中で約30度前後と快適な気候が特徴です。この時期は空が澄みわたり、朝から夕方まで安定した自然光が得られるため、屋外での撮影にぴったり。ビーチや寺院、ライステラスなど、どこへ行っても色鮮やかでくっきりとした写真が撮れます。
特にサンセットが美しいジンバランビーチや、湖面に寺院が映るウルン・ダヌ・ブラタン寺院などは、乾季ならではの絶景が楽しめるスポットです。観光客も多く活気があるため、華やかな雰囲気の中で撮影を楽しみたい方におすすめです。
雨季
11月から翌年3月頃の雨季は、一見撮影には不向きと思われがちですが、実はインスタ映えを狙えるチャンスが豊富にあります。雨はスコールのように短時間で降ることが多く、その後は空気が洗われ、鮮やかな緑がより一層映えるため、ライステラスや滝、森などの自然スポットが美しく見える時期です。
また、雲が多いことで光が柔らかく拡散されるため、幻想的な霧がかかるキンタマーニ高原や、しっとりと濡れた苔が神秘的なゴア・ラワ寺院など、独特の雰囲気が写真に深みを加えてくれます。観光客も比較的少ないため、ゆったりと撮影を楽しみたい方におすすめです。
ガルンガンとクニンガン
ガルンガンとクニンガンは、バリ・ヒンドゥー教における重要な宗教行事で、40日間隔でセットになって行われます。この時期はバリ島中が祭礼ムードに包まれ、街の至る所に「ペンジョール」と呼ばれる竹の飾りが立ち並びます。伝統衣装を身にまとった現地の人々や、寺院での儀式など、日常では出会えない色鮮やかな光景が広がります。
特にランプヤン寺院やブサキ寺院など、信仰の中心地では、より神聖な雰囲気が高まり、文化と美しさが融合した一枚が撮れます。この時期ならではの「生きた文化」に触れながら、唯一無二の写真を残せる貴重なシーズンです。バリ島インスタ映え写真を撮るには
バリ島インスタ映え写真を撮るには
バリ島で心に残るインスタ映え写真を撮るには、撮影する時間帯や衣装、シチュエーションの工夫が欠かせません。自然の光や背景との調和を意識することで、何気ない風景も特別な一枚に変わります。ここでは、より魅力的な写真を残すための3つのポイントをご紹介します。
撮影の時間帯
バリ島の絶景を美しく撮るには、自然光を活かせる時間帯の選択が大切です。おすすめは早朝と夕方。朝は柔らかい光が肌を明るく見せてくれるだけでなく、観光客も少ないため、落ち着いて撮影ができます。ライステラスや寺院は朝の光が差し込む時間帯が特に神秘的です。
一方、夕方は「ゴールデンアワー」と呼ばれ、ジンバランビーチなどでシルエット写真やサンセットと共にドラマチックな一枚が撮れます。昼は色彩が最も鮮やかに写るため、海や空を背景にした明るい写真におすすめです。
小道具や衣装
衣装や小道具を上手に活用することで、写真の印象はぐっと華やかになります。バリ・スイングやテガラランのような自然豊かなスポットでは、風になびくロングドレスが特に映え、動きのある写真に仕上がります。白や赤など、背景に対して映える色を選ぶのがポイントです。
小道具としては、ストローハット、サングラス、花冠、竹製のバッグなど、南国らしいアイテムが雰囲気を高めてくれます。また、寺院ではバリの伝統衣装をレンタルして撮影するのもおすすめで、文化的なアクセントと特別感がプラスされます。
シチュエーション
撮影する場所のシチュエーションも、写真の世界観を左右する大事な要素です。ヌサドゥアビーチでは波打ち際を歩く自然体の姿、ランプヤン寺院では“天国の門”を背景に静かに佇むポーズが人気です。トゥカッド・チュプン滝では光の差し込む神秘的な瞬間を捉えるなど、場所ごとの雰囲気を活かした構図を意識しましょう。
動きのある写真を撮るなら、ジャンプショットやスカートを広げて回る姿も効果的。感情を込めたポージングと背景とのバランスを意識することで、見る人の心を惹きつける一枚に仕上がります。
まとめ
バリ島は、ビーチや寺院、自然、そして王宮や温泉まで、どこを切り取っても絵になる“インスタ映え”の楽園です。時間帯や衣装、シチュエーションに少しこだわるだけで、旅の思い出が特別な一枚に変わります。
カメラ片手に、自分だけの絶景を探しに出かけてみませんか?バリ島には、まだまだあなたの知らない映える瞬間が待っています。